つくにはBooksNo2_2025
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学び続けることや人や情報に興味を持つことが大切環境分析の知識を得るには、勉強し続けて最新情報を把握する努力が必要です。また、コミュニケーション力や情報の収集力は、若い頃から積み上げないと、身につけるのは難しいです。視野を広げて、他人と接し、色んな情報に興味を向けてほしいです。担当することが多いです。夏場になるとプールが始まり依頼が増えるので、弊社は6月〜9月が繁忙期になります。他には、排水中のCOD(Chemical Oxygen Demand;代表的な水質の指標の一つ)の滴定を担当することもありますし、pH(水素イオン濃度)の測定をやらせていただくこともあります。想定で動かず、人から話を聞くことが重要 仕事で大切にしていることは、「安心しない」ということです。分析の仕事は、基本的に毎日やることが決まっています。だからこそ、「いつも、同じだから、これも大丈夫だろう」と想定で動いてはいけないと考えています。また、この仕事は基本的には、個人プレーなのですが、周りに意見を求めるということも重要になります。担当が違う人にも聞いてみると、担当が違うからこそ出てくる意見もありますので、色んなところから情報を営業と分析の橋渡し的な仕事も担いたい 弊社では、営業課と分析課の相互のコミュニケーションを向上しようというプロジェクトが立ち上がっています。私も若年者でありながら、その一翼を担わせていただいています。若いからこそ出せる意見を出して、営業課と分析課の橋渡し的な役割を担えたらと考えています。お客様からの信頼を守っていくためには、まず自分の会社の環境をより良くしていかなければならないと思っていますので、今後、力を入れて取り組みたいです。環境分析の仕事をめざす高校生へのメッセージSpecial interview ★ Ginka Ouchi収集するのがベストです。ですから、チームプレイも必要なのです。もちろん一人で分析するときは、集中して作業をしますが、困ったときには頼れる仲間がいるということを心に留めておくと、イレギュラーなことが起こったとき、助けてもらえます。

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