00685595540408437478201420152016201720182019202020212022(年)1,021928788765587563201420152016201720182019202020212022(年)1,6521,543930662466385(億円)16001400120010008006004002001200900600300一般的な映像の流通としての役割を終えつつあるビデオパッケージお役立ちDATA 2023年12月に一般社団法人日本動画協会が発表した「アニメ産業レポート2023」によると、2022年の国内アニメ配信売上は、前年比107.1%の1652億円と前年度以上の成長を遂げました。ここにきて配信市場はアニメ業界の中心的存在まできたと言えるでしょう。一方、アニメビデオパッケージの売上は前年比58.2%の385億円となり、2021年に急増した反動から大きく減少して従来の傾向に戻りました。配信では「映像を保有できない」と考える一部のコアなアニメファンを除き、一般的な映像の流通としての役割は終えたとみられます。 近年では、声優の存在がエンタテインメント業界の要となっています。声優は、いまやキャラクターに声をあてるだけではなく、イベントやライブ、動画配信など広くエンタテインメントに関する活動を行うことがほとんどです。1つの作品をアニメ、ライブ、イベント、ゲームなど多くのコンテンツで展開するメディアミックスが市場拡大方法の主流になり、その全てに関わる声優の市場規模は約4兆円にも上るといわれています。「声優名鑑(主婦の友インフォス)」によると、2024年の声優の人数は男女合わせて1,742名となっています。初任給例活躍の場関連資格□アニメ制作会社 □ゲームソフト制作会社□映像制作プロダクションアニメ配信売上高推移アニメビデオパッケージ売上高推移●色彩検定 ●画像処理エンジニア検定●Illustrator■クリエイター能力認定試験 ●Photoshop■クリエイター能力認定試験 ●マルチメディア検定 ●CGクリエイター検定 etc.出典:一般社団法人日本動画協会「アニメ産業レポート2023」職種により異なるアニメを作る人たち35アニメ配信は市場の中心的存在に成長アニメを作る人たち国内・海外ともにアニメ市場は拡大中
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