本を作る人たち45現場に行き、生の情報を記事に記者(雑誌・新聞)手に取りたくなる本をデザインするどんな仕事? 日々起こる事故、政治、経済、社会問題、芸能、生活情報など、取り上げる題材に対して取材し、新聞や雑誌を通して、読者に情報を提供します。新聞の場合は日刊紙のほか、特定の産業など専門分野を扱う業界紙や専門紙の記者もいます。新聞は公共性が高く社会への影響が大きいため、新聞記者には公正な立場の視点と強い責任感と倫理感が要求されます。雑誌記者は、取材活動を中心に行いますが、それ以外にも記事の企画から執筆、編集まで携わります。雑誌の場合、その読者層に合わせた記事の企画を立てることが大切です。つくには? 新聞記者・雑誌記者ともに、特に資格は問われませんが、大学や大学院を卒業した人が、記者として多く働いています。経験を積んだ後に独立し、フリーとして働くパターンも多いようです。 マスコミ広報学科/マスコミ出版・芸関連学科能学科/マス・コミュニケーション学科 などどんな仕事? 本の表紙やブックカバー、帯などの外観をデザインするのが仕事で、装丁家とも呼ばれます。書店にある無数の書籍の中で、いかに目立たせ、手にとってもらえるよう注意を向けられるかが腕の見せ所です。思わず手にとりたくなるようなデザインを生み出すために、表紙や背表紙に使われる布、しおりの紐、色使いなども考慮に入れます。本はそのデザインによって売れ行きが左右されるので、著名な作家が自分の作品に力のあるブックデザイナーを指名する場合もあります。つくには? 大学や専門学校でデザインの基礎と技術を学んだ後、実力のあるブックデザイナーのアシスタントとして働いたり、装丁を手掛けるデザイン事務所や編集プロダクションなどへ就職します。 コトづくり学科/ビジュアルデザイン関連学科学科/イラストレーション学科 などどんな仕事? 雑誌類を中心に出版社や編集プロダクション、ニュースサイトなどから依頼を受け、取材をしたり資料を調べるなどしてテーマに沿った原稿を書きます。その際は決められた文字数でまとめ、読み手に伝わりやすい文章を書くことが重要です。フリーの場合は、自ら企画を立てて売り込む場合もあります。 グルメライターやコスメライターなど、ひとつの分野で深い知識と情報をもって活躍している人も多くいます。実際、特定分野で深い知識を持っているとかなりの強みになります。関連学科文芸表現学科/文芸創作学科/メディア社会学科 などどんな仕事? 広告や商品(雑誌や新聞、テレビCM、ポスターなど)におけるキャッチコピー(宣伝文)をつくる人のことを言います。広告や商品を人々の目に留まらせるために、斬新で印象強いキャッチコピーを考えなくてはなりません。そうしたコピーを数多く考え、最終的に一つに絞り込みます。さらに、広告や商品の売り込み文句を考えるため、その広告や商品のコンセプトを深く理解する必要があり、読解力や高い企画力も要求されます。つくには? 大学や短大、専門学校などで言葉や文章の勉強をし、広告代理店、広告制作会社に就職して宣伝部に所属。そこで働きながら経験を積み、コピーライターになる、といった方法があります。 広告デザイン科/マスコミ出版・芸能関連学科学科/マスコミ広報学科/くらしデザイン科 など雑誌などで活躍、文書の書き手キャッチコピーで心をつかむブックデザイナーライターコピーライター
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