映画の世界観を表現美術スタッフどんな仕事? 演劇やオペラなどの舞台作品やドラマやアニメーションなどの映像作品の演出を行います。脚本の解釈、芝居をどのように作り、表現していくのかをスタッフに伝え、役者などへ演技指導を行います。さらに、照明や衣装スタッフと共同作業も進めます。舞台の場合、劇作家が演出家を兼ね、監督役となることが多いです。 作品づくり全体におけるスケジュール調整や安全確認、予算の管理も行うため、広い視野を持つことやリーダーシップをとれる人が求められています。つくには? シナリオ、演技、照明、カメラワークなどの演劇やドラマ制作の現場で必要な技術を演出関係のコースがある専門学校などで学び、テレビ局や劇団の制作部などに所属します。関連学科 演劇学科/パフォーミングアーツ学科/コンサート・イベント科/舞台表現学科 などどんな仕事? 撮影現場で監督の意図通りに照明を操作し、場面のイメージを表現します。つくには? 大学の映画学科や映像系の専門学校などで照明に関する基礎的な知識や技能を学んだ後、映像、番組制作会社などに就職するのが一般的です。学生時代からアルバイトとして現場に出入りしたり、著名な照明技師に弟子入りするなどのケースもあります。電気を扱う仕事なので、照明機材の構造や配線などを理解しておく必要があります。どんな仕事? 映画やテレビ番組で、撮影済みのフィルムを監督や脚本のイメージにしたがって編集します。映像編集者には2種類あり、一つは編集機材を使ってディレクターの指示通りに映像素材を扱う、オペレーターとしての役割です。もう一つは、ディレクターと相談しながら映像をつないでいくエディターとしての役割です。後者の場合、ディレクターとしての腕も問われます。つくには? 映像編集の授業を持つ大学や専門学校などで映像編集の基本を学び、エディター・スタッフを募集している映画会社や制作会社へ就職するのが一般的です。中にはフリーで仕事をしたり、自身で映像制作会社を立ち上げる人もいます。必須の資格はありませんが、映像編集ソフトを扱うための知識と技術は身につけておくべきでしょう。関連学科 放送・映画学科/映像学科/メディア学科/表現学科 などどんな仕事? 映画のイメージに合った空間(風景・場所)を作ります。人物の設定やストーリーなどに基づいて設計するほか、役者が演じやすい空間か、撮影がしやすいかなど、撮影全体に対する配慮も考えて制作していきます。仕事はスタジオのセット撮影だけでなく屋外のロケ撮影にも及びます。撮影シーンによっては植物が必要だったり、場合によっては道路や橋、ビルなど大きな建造物が必要になる場合もあります。また、その中に置かれているあらゆる道具を用意するのも仕事です。映画の美術部は美術監督を頂点に、大道具(装置)、小道具(装飾)、衣装、ヘアメイク、持道具、特殊美術などに分かれています。つくには? 映像や美術系の学校で学び、映画会社の美術部のほか、美術制作会社などへ就職します。関連学科 テレビ美術科/空間ディスプレイデザイン科/映画制作科/造形デザイン学科 など関連学科 照明クリエイティブ科/プロモーション映像科/コンサート・イベント科 など写真提供:上段 放送芸術学院専門学校舞台劇では監督役光の演出でイメージを伝える映像素材を見やすくまとめる映画を作る人たち49演出家(舞台監督)照明技師映像編集者
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