本業以外でもマルチに活躍落語家(噺家)この仕事あってこその放送業界どんな仕事? ラジオ番組における司会進行役です(番組によって一人の場合と複数の場合があります)。ディレクターの指示に従いながら、番組に届いたリスナーからのお便りを読んだり、曲をかけたりしつつ、そのトークで聴取者(リスナー)を楽しませます。生放送の場合、アクシデントに対処するためのアドリブ力も必要です。ラジオの性質上、かつては声以外知られていないという場合もよくありましたが、トーク中の映像をリスナーに届けられるネット配信番組の普及で、その姿がメディアに露出する機会も増えました。つくには? 最初からラジオパーソナリティに専業でなる人は少なく、アナウンサー、ナレーター、声優などを中心に俳優、タレント、歌手など他業種の人が抜擢される場合がほとんどです。アナウンス系の学科・コースがある学校で勉強しておけば、いざめざす際に心強いと思われます。関連学科 アナウンス科/パフォーミングアーツ学科 などどんな仕事? マジシャンともいいます。手品(マジック)を披露して観客を楽しませます。舞台や演芸場、テレビ以外にも結婚式場や宴会場、遊園地などをステージとして活躍します。公園や駅前など、人の多い場所でパフォーマンスを行うこともあります。つくには? 専用のスクールや講座で学ぶのが一般的ですが、有名な手品師に弟子入りするという方法もあります。仕事を得るためには、芸能事務所や派遣会社に所属するか、フリーランスとしてか、いずれにせよ地道な営業活動を続ける必要があります。 関連学科 マジック講座・教室 など 関連学科 放送技術科/放送・映画学科/音響学科 などどんな仕事? 寄席や演芸場などで、落語を演じて聞き手を楽しませます。テレビ番組などでは落語以外にもタレントとして出演したり、司会業やゲストを務めたりします。落語は扇子など一部の小道具を除いて、座った演者が身振りと話術だけで観客を惹きつけなくてはいけないため、エンターテイナーとして高い表現力が求められます。また、落語家が話す「噺」(はなし)は、「時そば」「寿限無」など昔から知られている古典作品以外にも、多くの落語家が日々新作の落語を作り、発表しています。つくには? 直接落語家になるための学校はありません。プロの落語家に弟子入りすることが唯一の道です。師匠のもとで身の回りのお世話や手伝いをしながら噺を覚え、寄席に出て腕前を披露し、修行を積みます。やがて実力が認められれば前座から二つ目、真打とレベルアップし、活躍の場が広がります。関連学科 文芸学科/総合タレントコース などどんな仕事? 放送技術の業務は、送信機や送信アンテナを調整・操作して放送電波を発信する「送信」、決められた時間に番組内容を電波に乗せる「送出」、番組を制作する「制作」、その他に「研究・開発」などの分野があり、それぞれの仕事を行います。つくには? 放送系の専門学校や理系の大学で通信工学や電気工学などをしっかり学び、卒業後はテレビ・ラジオの放送局や、番組制作プロダクションなどに入社するのがよいでしょう。映像音響処理技術者や陸上無線技術士などの資格を取得しておけば有利です。58放送番組を作る人たち ラジオ界の花形職業TVやSNSで人気者になるのがカギラジオパーソナリティ手品師(マジシャン)放送技術者
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