どんな仕事? PA(Public Address)とは、ライブコンサートや演奏会などにおいて、ステージ上の楽器や歌などの音源を集めてベストな状態にミキシングし、全てのスピーカーから同じ音を出すシステムのことを言います。この微調整によって、アーティストの演奏を観客に最高の状態で行き届かせるのがPAエンジニアです。つくには? ミキサー同様、音響や電子工学の知識はもちろん、音に対する感覚、音をきちんと聞き分けられる“音感”が求められます。また、基本的に現場仕事なので体力や、他のスタッフとの協調性も必須です。関連学科 音響芸術学科/音響技術科/音楽芸能スタッフ科/コンサート・イベント科 などどんな仕事? 様々なジャンルのダンスを、身体能力と感性、テクニックで表現する仕事です。活躍の場はコンサートやイベントのステージ、TVやCM、PVなど多種多様です。つくには? 芸能系専門学校やダンススクール、芸術系または一部の体育系の大学などでダンスを学ぶことができます。学校を出た後は、実績ある指導者のいるスタジオなどに所属して、ダンスの仕事を受けていくのが一般的です。フリーの場合は、オーディションを受けつつ出演の機会を探します。 ダンサーになるための資格というものはありませんが、近年のダンス人気から専用の検定や、インストラクター系の資格も増えてきています。関連学科 ダンス学科/ダンスパフォーマンス科/ステージアーティスト科/パフォーミングアーツ学科/ダンス&アクターズ科 などどんな仕事? 舞台監督はコンサート現場の総監督ともいえる仕事です。演出家とともに、コンサートが企画された時点から本番までのスケジュールを組んで管理し、美術・照明・音響などの専門スタッフとの打ち合わせなどを行い、イメージ通りのコンサートの実現をめざします。つくには? 裏方をまとめる役割である舞台監督は、裏方の仕事を理解し、その仕事内容を十分に知っていなければ務まりません。音響や照明など舞台に関する職種で経験を積んだ後、監督助手を経て舞台監督になる人が多いようです。関連学科音響芸術学科/演劇スタッフ科 など60音楽・ステージを作る人たち イベント企画時から仕事が始まるダンサー舞台監督PAエンジニアアイドルからアニメキャラまで踊りをつける振付師(コリオグラファー)どんな仕事? ダンスショーやミュージカル、アイドル歌手のステージなど、さまざまな場面でダンスの振り付けをします。ダンスの魅力は振り付け次第で大きく変わります。魅力的な振り付けがあってこそ、ダンサーはその実力を発揮できるのです。近年のダンス人気を受け、振付師はダンサーとともに人気の職業となっています。最近では、アニメやゲームのキャラクターが劇中で踊るダンスの振り付けをする場合もあります。つくには? 多くの振付師がダンサーから転身、または兼業をしています。実際にダンサーとしての基礎能力は不可欠なので、ダンサーと同じく専門学校やスクールなどで勉強してから事務所やスタジオをめざすべきでしょう。多種多様な種類のダンスについて学んでおけば、表現の幅が広がります。関連学科 ダンス学科/ダンスパフォーマンス科/舞台表現学科 などコンサートにおける音の総監督音とリズムの表現者
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