つくにはBooksNo4_2025
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お役立ちDATA月収例活躍の場関連資格類のリサイクルやファッション業界を取り巻く社会課題の解決に取り組む団体へ協賛金として活用されています。また、ファッションEC「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは、初のリアル店舗「niaulab by ZOZO」をオープン。洋服を買う場ではなく、その人に似合う新しいスタイルを見つける体験型の店舗で、独自開発されたAIの情報を基にプロのスタイリストが似合うコーディネートを提案してくれるというものです。予約開始から3日で2万人の応募が殺到し、今でも予約が取りにくい状況が続いている注目のコンテンツです。 一方、バーチャルファッションへの参入も追い風になっています。ゲームやSNS、メタバースプラットフォームなどでアバターが着用するアイテムやNFT作品を販売するファッションブランドが増加しています。バーチャルファッションには在庫リスクがなく、生産過程で環境負担が少ない点や現実世界での体型や性別とは関係なく好きなファッションを楽しめるところが現代のファッションの在り方にマッチしているため、参入を始めるブランドが世界的に増えています。□アパレル企業 □デパート □衣料専門小売店□セレクトショップ □各メディア(テレビ、雑誌、広告会社 等) □個人事務所設立またはフリーランサー etc.●ファッションビジネス能力検定 ●洋裁技術検定●パターンメーキング技術検定●和裁検定 ●衣料管理士 etc.約16万円〜20万円(初任給)コロナ禍を経て業界全体のデジタル化やEC化が進み、自社通販サイトの見直しや余剰在庫の課題改善、オンライン接客に取り組む企業が一般的となりました。そこで、ファッションビルや商業施設などリアル店舗の在り方も変わってきています。2023年6月にオープンした「KISARAZU CONCEPT STORE」は、ファッションを楽しむテーマパークであり、新たな服のサイクルを生み出す実験場として誕生しました。さまざまなジャンルのファッションアイテムが取り扱われ、規格外品やデットストックも店頭に並んでいます。入場料300円が設定されていますが、これは、衣38ファッションの仕事を担う人たちファッションの仕事を担う人たち「モノ消費」から「コト消費」へ国民の志向にも変化のきざしトレンドをつくりだそうオンラインとリアルの共存、環境へ配慮した取り組み進む スマホアプリの普及により、ファッション流通は変革が進んでいます。たとえば服や小物などモノを買うだけならば今はインターネットでも可能で、便利なコーディネートアプリや価格比較、在庫確認などが手軽に行えるようになりました。ファッション通販サイトの充実により、国を越えて買い物を楽しむ人が増えています。

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