つくにはBooksNo5_2025
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○任どんな仕事? さまざまな事情で家族と暮らせず、児童福祉施設で生活する子どもたち(0〜18歳)の自立を助けていくのが児童指導員の仕事です。具体的には、保育士とともに音楽やスポーツなどのグループ活動や学習活動を実施したり、レクリエーション活動や行事を開催したりして、精神的成長を促し、充実した生活をはかります。また、学校や家庭との連絡や相談援助なども大切な役割となっています。勤務形態は、大半が入所施設なので、断続的な勤務が一般的です。つくには? 大学で社会学・教育学・心理学のいずれかを履修して卒業する、養成施設を卒業する、高等学校卒業後、児童福祉施設に2年以上勤務するなどの方法で、児童指導員任用資格を取得します。公立施設では、公務員試験の合格が必要です。関連学科社会福祉学科、児童学科人間関係学科、教育学科 などどんな仕事? 認定こども園は、保育所と幼稚園両方の機能をあわせ持つ施設です。2015年度から施行された「子ども・子育て支援新制度」では「学校及び児童福祉施設としての法的位置付けを持つ単一の施設」として新しく「幼保連携型認定こども園」が創設され、そこで働く職員は「保育教諭」と呼ばれるようになりました。対象は0歳から就学までの乳幼児であり、保育士と幼稚園教諭のハイブリットといえる職業です。つくには? 現在、幼児教育・保育にあたる者の免許・資格としては、幼稚園教諭免許と保育士資格の二つがありますが、「保育教諭」はこの両方を有することが原則となっています。現在、2024年度末までの5年間の時限措置として、片方の免許・資格をもつだけでも保育教諭として働くことができ、また同時に働きながら両方の免許・資格を取得できる特例措置が設けられています。関連学科こども学科 などどんな仕事? 児童福祉司は、児童福祉法の規定により、児童相談所に配置される職員です。18歳未満の児童や、親からの福祉に関わる相談に応じます。具体的には、内容に応じた調査や、子どもや保護者等の置かれている環境、問題と環境の関連、社会資源の活用の可能性等を診断し、どのような援助が必要であるかを判断します。専門的技術により必要な指導を行うケースワーカーの一種です。つくには? 児童相談所は都道府県・政令指定都市に設置された行政機関ですから、自治体の公務員試験に合格しなくてはなりません。一部では児童福祉司としての求人も見られますが、一般的には一般行政職として採用された者に対して任用資格が与えられます。関連学科      社会福祉学科、地域福祉学科 などどんな仕事? 窃盗など非行経験やその恐れのある子どもたちは、児童相談所や家庭裁判所の判断がおりると、更正するまでの期間、入所か通所で児童自立支援施設で生活します。この施設で子どもたちを指導し、自立を支援するのが、「児童自立支援専門員」です。子どもたちの受け入れなどの手続きや、家庭との連絡など、外部との連絡も児童自立支援専門員の仕事です。日常生活の環境を整え、児童と共に生活して、保護者に代わってさまざまな日常指導を行い、学校に代わって学習指導や職業指導も担当します。つくには? 児童自立支援専門員養成所を卒業した者、社会福祉士有資格者、または児童指導員の資格に準じます。児童自立支援施設は全国に58校あり、そのうち56校が国公立の施設です。そのため公務員試験に合格することが必要で、求人数はきわめて少ないのが現状です。関連学科児童福祉学科 など保育の現場を支える人たち27児童とともに生活して、健全な成長を促す「幼保連携型認定こども園」の先生福祉行政で、保護者・児童の相談に対応不良行為を行った児童の自立を支援児童自立支援専門員○任※  =特定の職業ないし職位に任用されるための資格児童指導員○任保育教諭児童福祉司○任

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