「キャリアカウンセリング」への注目度も高まる 現代社会は人の心の問題が増加していると言われ、その問題を解決するため、心の専門家といえる臨床心理士やカウンセラーの活躍する機会が多くなっています。しかし、現存する心理系資格のほとんどは民間資格であり、またカウンセリング系職業の中には資格を必要としないものも多くありました。このような状況を受け、2015年に初の心理系国家資格である「公認心理師」が登場しました。 2023年5月14日に公認心理師の第6回試験が実施されましたが、受験者数2,020人のうち合格者は1,491人、合格率は73.8%でした。2022年に行われた第5回試験では、受験者数33,296人、合格者数16,084人、合格率48.3%で、全国に試験地があった前回までと比べて、今回は東京と大阪の2カ所しかなく、受験者数はかなり減りましたが、近年40%台後半で安定していた合格率が25%以上も上がっているのは今回の特徴となっています。 また、最近はキャリア選択が多様化する一方で、悩みを抱える人が多くなっています。そのような人たちの相談を受けて、その仕事が合っているかどうか、今後どのようなキャリアを積めばステップアップしていけるかなどの能力開発の相談に応じるキャリアカウンセラーの重要度がさらに高まっています。少し前までの日本では「カウンセリング=心理カウンセリング」でしたが、現在では「キャリアカウンセリング」も広く認識されているようです。 いずれにせよ、この分野で活躍するためには、人ごとに全く異なるさまざまな精神的問題を把握し、それらに対応できる技術を身につける必要があります。初任給例活躍の場関連資格□病院 □企業などのカウンセリング室□心理クリニック □教育研究所□小・中学校 etc.●公認心理師 ●臨床心理士 ●認定心理士 ●各種カウンセラー資格 etc.約19.6万円〜25.3万円前後(厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」)※大卒/専門卒対象心理カウンセリング・精神的治療・長期にわたる・柔軟な対応・自己解決を促すキャリアカウンセリング・傾聴・尊重・支援・自己啓発的・短期間・専門的な知識が必要・問題解決促進心理系の仕事で活躍する人たち37心理系の仕事で活躍する人たち「公認心理師」人気の資格に公認心理師の第6回試験合格者数は2,020名合格率は73.8%にお役立ちDATA
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