つくにはBooksNo6_2025
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現地の取材先をしっかりキープ取材コーディネーター日本語で取材したものを英語の記事に現場からの情報をリアルタイムに伝えるどんな仕事? 海外や国内などで、ドキュメンタリー番組、報道番組、CM、企業PRビデオ制作などのサポートをします。主に撮影場所や取材対象の選択、現地のスタッフや機材の手配などから、撮影期間や制作費などの交渉までを行います。また、海外では通訳を行う人もいます。撮影スタッフが短時間でスムーズに撮影できるように準備を整えることが仕事です。現地の言葉を話せることや、豊富な人脈を持っていることが大切です。つくには? この仕事につくのに決まった道はありませんが、自分が仕事をしたい国にある日本人向け旅行代理店に就職して、そこから人脈をつくる方法もあります。最近では、きめ細やかなサービスと情報力を生かし、観光客のために旅行代理店を開くコーディネーターもいます。関連学科どんな仕事? 現代ではますます国際的な情報が重要性を増しています。海外特派員は海外の国々に常駐して、最新のニュースを取材して日本国内の人々に伝えます。 特派員は、新聞社や放送局、通信社の国際部に所属して海外の首都や都市にある支局で働きます。ワシントンやニューヨーク、ロンドンといった大支局の場合では、政治・外交担当、経済担当、科学担当、スポーツ担当などの部署に分かれており、専門知識をもつ特派員が増えています。つくには? まずマスコミ関係会社の記者採用試験に合格しなくてはなりません。国内で十分な経験を積み、その後に各社の留学制度などを利用し、最低でも1年以上の海外研修を経験することで、海外特派員への道が開かれていきます。関連学科どんな仕事? 主にテレビやラジオ局の報道局に所属し、政治や経済の動き、世界的な大事件やイベントなどを取材し、その内容を視聴者に伝えることを仕事としています。 この仕事では、外国人に対して取材する場合や海外通信社からの英語のニュースを確認する場合など、あらゆる場面で一定レベル以上の語学力が要求されます。それ以外にも国際・政治・ITといった自分の得意な専門分野の知識を修得しておくことも大切です。つくには? 特別な資格や免許は必要なく、政治学、社会学、マスメディア学の学科がある大学や短大、専門学校などで学んだ後、テレビ局、ラジオ局へ就職するのが一般的です。関連学科外国語学科、英語学科 など関連学科外国語学科、英語学科 など外国語学科、マスコミュニケーション学科 など外国語学科、英語学科 など異国の地でアクティブに活動54ジャーナリズムの仕事を担う人たち海外特派員放送局取材記者英字(外国語)新聞記者どんな仕事? 外国語新聞記者とは、日本の新聞社などが発行している外国語新聞の記者のことです。記者発表やインタビューなど、取材したものをその国の言葉で記事としてまとめるのが主な仕事です。読み手にわかりやすく伝えなければならないので、日本に関する深い知識も必要とされます。つくには? 外国語新聞の記者は日本語新聞とは違って、一般公募ではなく、新聞社に履歴書や問い合わせの手紙・メールなどを送り、欠員が出たときに新聞社側から連絡し、面接をするのが一般的です。

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