つくにはBooksNo7_2025
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ネットワーク・インフラの仕事を担う人たち35つくにはつくにはOSやネットワークの知識が重要 大学・短大・専門学校などでネットワーク系の専攻に進むと有利です。サーバには普段多くの人が使用するWindowsやMacに加えてLinuxというOSを備えたコンピュータが多く用いられるため、OSの理解が重要。ネットワークの知識とも切り離すことができません。関連学科ネットワークシステム科 などデータベースソフトやそのための言語を身につける データベースの構築や情報の取り出しにはデータベース用言語(SQLなど)の知識やコマンドラインの知識が必要になります。IT・情報系の大学・短大・専門学校などで学習するとよいでしょう。また、活躍の場を広げるためにはデータベースの処理に関連するプログラミング言語(PHP、Perlなど)の知識もつけると有利です。関連学科情報処理科/情報システム科 などサーバ機器の設定・構築やトラブルを対処・管理 多くのインターネット関連企業がウェブサイトで多彩なサービスを展開している裏では、サーバが活躍しています。サーバとは「ネットワークでつながった他のコンピュータへファイルや情報を提供するコンピュータ」です。例えば、自分のパソコンでURLを入力すればウェブサイトが表示されるのも、情報をリクエストに応じて返答するサーバがあるからです。サーバエンジニアとは、企業などでサーバ機器の設計や構築、保守を行う職業です。アクセスが集中するとサーバに負荷がかかりますが、それを防ぐための設計を行ったり、サーバに不具合が発生した時は早急な復旧のために、検証や復旧作業を行います。サーバーのセキュリティ対策も重要な仕事です。どんな仕事情報の取り出しを便利にする仕組みを作る IT企業に限らず、あらゆる会社は仕事の中でデータベースと関わっており、そのデータベースから普段の業務に必要な情報を活用しています。データベースエンジニアは、データベースを効率的で効果的に活用するための設計・構築・保守を行う仕事です。小規模なものであればExcelやAccessを、ショッピングサイトや社内システムなど多くの人が同時に使用し負荷の大きいデータベースにはOracle、MySQL、SQL Serverなどが使用されています。大規模なデータベースでは特に、情報を狙った攻撃からデータを守るため、あらゆる想定をした設計が必要です。近年ではWebサービスの発展と、クラウドサービスの進歩、またデータベースを使ったデータ処理の重要性が高まっており、高い専門性をもったエンジニアが必要とされています。どんな仕事Webサービス安定稼働のキーパーソン大切な情報を預かる金庫をつくるデータベースエンジニアサーバエンジニア

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