つくにはBooksNo7_2025
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クリエイティブの仕事を担う人たち45コンピュータのほか編集の知識も必要 仕事につくには、コンピュータやアプリケーションの操作技術だけでなく、編集・レイアウトの知識が要求されます。また、業界全体の決まりごとや現場での問題点などを理解することも大切です。大学・短大・専門学校などのDTP関連学科で、総合的な知識や技術を身につければ就職に有利です。主な就職先は、出版社、広告代理店、編集・デザインプロダクション、印刷会社などがあります。経験を積みフリーで活躍する人も多いです。関連学科デジタルデザイン科 などデザイン系の技術とWebの知識を身につける 情報・ゲーム・ウェブ・デザイン系の専門学校に進んで知識を身につけると良いでしょう。デザイナーに必要なデザイン技術やIllustratorやPhotoshopなどデザインソフトの知識が必須です。Webサイトにかかわるデザイナーの場合はWebデザインに必要な知識、例えばHTML、CSS、JavaScript、PHPなどが必要です。関連学科Webデザイン科 など電子メディアの制作にも関連する 書籍、雑誌、ポスター、パンフレットなど、主に商用の印刷物や出版物をDTPソフトを用いてデザインする業務を担当するのがDTPデザイナーです。DTPとは、Desk Top Publishingの略。文章、写真、デザイン、レイアウトなどをすべてデータ化し、印刷のための原稿をコンどんな仕事使いやすく、使いたくなるデザインを考える 最近のデザインで重要視されているのが“UI(ユーザーインターフェース)”です。例えば、ハード面ではマウスの見た目や動き、ソフト面ではWebサイトなど、私たちが使用する全ての仕組みはUIと言えます。スマホが普及しソフトの利用時間が伸びたことで、今まで以上にUIデザインが意識されるようになりました。UIデザイナーの仕事は、こうした仕組みをより分かりやすく、効果的にデザインすることです。 また、UXとはユーザーエクスペリエンスの略で、製品やサービスを使ったときに得られる体験のことを指します。UXデザイナーの仕事は、ユーザーが使用していて「楽しい」「心地よい」と感じるデザインを作成することです。 UI・UXデザイナーは主に、Webデザイン会社、どんな仕事ピュータの画面上で作り上げるシステムのことです。 DTPの技術は、電子書籍、DVD、インターネットといった電子メディアの制作とも関連しているため、DTPデザイナーはマルチメディアのスペシャリストとして注目されています。つくにはWebサービスの開発会社、スマートフォンアプリ制作会社などに勤務し、Webサイトやアプリの表示画面を作成します。今ではUI・UXデザイナーはアプリやサービスのヒットを握る重要な職業になっているのです。つくには出版物や印刷物の原稿を組み上げるユーザーの使用感からデザインを考えるDTPデザイナーUI・UXデザイナー

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