コンサルタント・その他の仕事を担う人たち49つくにはどんな仕事? インターネットショッピング市場が大きなものとなった近年、販売サイトへ顧客を誘導する戦略は売上向上のために非常に重要な位置を占めています。その戦略の立案を行うのがWebマーケターの仕事です。広告をどこに出すかといった、広報の視点が求められます。SEO(検索エンジン最適化)戦略を考えることやSNS活用方法の企画・アカウント運用も仕事の一部です。また、これらの広告からアクセスした人が最初に目にするランディングページのアクセス状況やコンバージョン率を分析して、売り上げを伸ばすためのページ構成の提案も行います。つくには? 自身で動画サイトのチャンネルやSNSなどを運営し、広告収益化の仕組みを学ぶと良い経験となるでしょう。大学・短大・専門学校などで経営やマーケティング、デザイン、ウェブサイトの基礎知識を学んでいると役に立ちます。関連学科経営学科/Webデザイン科 などするか、事業会社の広報担当としてソーシャルメディアの企画を担当する場合があります。必ずしも自分がインターネットに関する特別な技術を持っている必要はありませんが、大学や短大、専門学校の情報系の学科でインターネット関連の知識を学ぶか、経営系の学科でマーケティングを学んでいると役に立つでしょう。関連学科情報学科/メディア学科/マーケティング学科 などどんな仕事? 第三者の立場からシステムを点検・評価する職業です。信頼性や安全性、効率性の観点から、システムの改善・充実に取り組みます。セキュリティにも関わる重大な仕事であり、高いスキルとともにモラルやリスク感覚も求められます。 具体的には、「障害が起こるリスクはないか」「情報漏洩のリスクはないか」「企業経営に活用されているか」などの詳細な項目をチェックし、結果報告とともにシステム改善のための提案を行います。つくには? 活躍の場はIT企業をはじめ、コンサルティング系企業、大手企業の情報システム部などです。大学・短大や専門学校で、情報工学、経営学、商学、コンピュータなどを勉強する必要があります。またシステム開発経験があると有利なため、経験を積んだ後につく人が多いです。システム監査技術者試験といった資格も取得すると良いでしょう。関連学科経営学科/情報システム学科 など会社の販売促進のためにSNSを活用した企画提案を行う 現在では、非常に多くの企業が自社の宣伝や商品PRのために、FacebookやInstagram、X(旧Twitter)などのソーシャルメディアを利用しています。ソーシャルメディアプランナーは、ソーシャルメディアを使った企業戦略を企画立案し、実行します。ソーシャルメディアを活用した企画を提案するだけでなく、日々のアカウント運用や、実施した企画にどれだけの効果があったのかを測定したり、ユーザー獲得のための調査・分析などを通じて、ソーシャルメディアにかかわる総合的なコンサルティングを行っていきます。どんな仕事SNSのしくみに関する知識とマーケティングの知識が重要 企画や提案・相談を行う会社に入社SNSを利用する企業戦略を提案アクセス数・売上を伸ばす陰の立役者情報システムの信頼性、安全性をチェックソーシャルメディアプランナーWebマーケターシステム監査人
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