Special interview ★ Ryo Kodamaする組織改革を行い、組織間の問題解消に着手しました。こうした両視点を持ち合わせていることで貢献できることもあるため、営業の視点を持ったエンジニアとして、今までの経験を活かしながら活躍していきたいです。―IT業界にはどのような人が向いていると思いますか? 好奇心旺盛な人が向いていると思います。新しい技術に触れることを楽しむ気持ちが重要です。私自身も営業を経て、エンジニアに挑戦するという新しい経験をできることが面白く感じていますし、IT技術は日々進化していくので、新たな技術を得られることも面白いです。また、今まではできなかったことに対して「見たことある!」と、できるようになった実感が湧くと嬉しく思います。現在は、より専門的な知識を身に付けて、技術者として活躍することを目指し、勉強を続けています。今、好きなことをとことん突き詰めよう!とにかく好きなことを突き詰める経験が大切だと思います。私も高校生の時、陸上部でやり投げを突き詰めていましたが、その時に頑張ったことはずっと記憶に残っています。その後の人生で何をするにしても、あの時頑張ったから、やり遂げたから、という経験が自信や励みとなります。人生100年時代です。今後の長い人生のために頑張った経験を持ってみてください。プロジェクト全体を把握しなくてはならないので、開発に関する知識も重要です。 その中でも、プロジェクトメンバーがしたい仕事と、やらなくてはいけない仕事のバランスを考えて割り振ることを大切にしています。2つのバランスが良い方がポテンシャルや品質が上がると考えているので、実現が難しい時もありますが、個人のやりたい気持ちを最大限考慮しています。―営業とエンジニアを経験して苦労したこと 考え方が全く異なる点に苦労しました。営業はお客様と接し提案をしていくという正解がない職種です。対して、エンジニアはこのプログラムの問題を解決するには、この方法で解決できるという答えが決まっている場合が多いです。そのため、頭の中の転換が必要でした。しかし、私には、エンジニアになっても今まで積み重ねてきた営業の経験をゼロにしたくないという思いがありました。 営業からエンジニアへ転向すると私が稼いでいたはずの売上がゼロになるわけですから、その分エンジニアとしての自分の価値を創出する必要があります。エンジニアに転向したての時はスキルが充分ではなく、通常業務の他に自身ができることも進めてきました。例えば、エンジニアと営業間の連携を強固にはありますか?ネットワーク業界をめざす高校生へのメッセージ
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