46コンサート・舞台制作を支える仕事お役立ちDATA初任給例活躍の場関連資格コンサートの一日 タイムスケジュール(例) 9:00 スタッフ会場入り ステージセッティング 会場セッティング 12:00 サウンドチェック、調整 14:00 アーティスト、 機材搬入 PAチェック、調整 ライティングチェック、調整 バンドメンバー会場入り 15:00 リハーサル 17:30 開場 観客入り 18:30 コンサートスタート 20:30 終演 撤収作業、機材搬出 22:00 スタッフ会場を出る□クラブ □ライブハウス□コンサートツアー etc.●イベント検定 ●舞台機構調整技能検定【国】●映像音響処理技術者資格認定試験 etc.イベンター:20万円〜最高のステージをつくり出し、観客に夢と感動を伝えるコンサートツアーを回る1つの“チーム” アーティストマネージャーのページでも紹介しましたが(44ページ参照)、コンサートツアーには準備段階から多くのスタッフが関わり、当日のステージを迎えて終演後に次の会場へ移動をします。 ステージでの演奏時間は2時間あまりでも、コンサートを支えるスタッフは朝からそれぞれの担当の仕事を黙々と行い、準備を整えてリハーサルを開始します。さらに終演後も撤収作業がありますので、コンサートスタッフは拘束時間の長い、力仕事もある過酷な現場を連日こなす仕事です。スタッフの手による「確実な仕事」 ここで紹介するイベンター、舞台監督、音響、照明、美術、楽器担当のコンサートスタッフは、日ごろ観客の目にはあまり触れませんが、彼らをはじめコンサートを支えるすべてのスタッフの職人技ともいえる確実な仕事の上に、楽しいコンサートが毎日無事に成立していることを、ぜひ知ってもらいたいと思います。コロナ禍前より短期間でV字回復 かつては「コンサートは若い人のもの」と言われていましたが、現在では昭和に活躍したアイドル歌手がコンサートを精力的に行い、そこには当時応援していたシルバー世代の人たちも多く足を運んで活況をみせています。 日本におけるライブ・フェスやコンサートは、今ではより身近なレジャーに発展しています。コロナ禍を経て動員数、売上も回復しました。今後は野外フェスの増加に伴い、荒天中止のフォローなどがさらなる飛躍へのカギとなるでしょう。(20ページに関連データ掲載)。コンサート・舞台制作を支える仕事アーティストと一体となって盛り上げる
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