つくにはBooksNo9_2025
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22最新海外動向豆乳など植物由来原料から作られる植物性ヨーグルトは「ノンデイリーヨーグルト」と呼ばれ、乳アレルギーを持つ人や健康、環境負荷に関心を持つ多くの消費者からの注目度が高まってきました。近年では植物性ヨーグルトに特化したスタートアップ企業への投資が活発化しており、特に市場の主要地域である北米や欧州では、一般的なスーパーでも豆乳、アーモンド、ココナッツなどさまざまな種類の植物性ヨーグルトが販売されています。今後、アレルギー対応商品を求める消費者や健康志向の人々の増加により、植物性の発酵乳商品の需要がますます拡大していくでしょう。 (参考:食品開発ラボ)(参考:table source)クレアチンとはヒトの体内にもともと存在しているアミノ酸の一種で、筋肉中のクレアチンは短時間高強度の運動において重要な存在です。現在では多くのスポーツ選手が、摂取することで筋力パフォーマンスの向上につなげています。近年は焼き菓子やプラントベースミートなどの一般食品にクレアチンが配合されることも増えています。その中で注目されているのが、クレアチン配合グミです。アメリカを中心に販売されており、シェイプアップ目的の若い女性を中心に、SNSを通じて需要が高まり再注目されています。 (参考:食品開発ラボ)ここでは、食・栄養系業界の、海外における最新ニュースや動向、流行、活用・応用技術についてわかりやすく紹介します。植物性発酵乳商品 植物由来原料のヨーグルト海藻類 未来食の1つとして魅力日本人にとって身近な食材である海藻類が、持続可能な食材への関心や健康・ダイエットへの意識の高まりにより、アメリカやヨーロッパからも注目を集めています。「持続可能な開発目標(SDGs)」では、海藻類は二酸化炭素を吸収する海洋植物として、目標達成において重要な役割を果たす“優秀な食材”とされています。また、SNS上では、海藻類を“スーパーフード”とする情報発信も活発です。低カロリーでありながら豊富な栄養素を含んでいるため腸活や免疫力維持など健康促進や美容にも効果が期待されています。 グミサプリ 「クレアチン」が配合されたグミ食・栄養系業界の、食・栄養系業界の、最新海外動向最新海外動向

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