美術・デザイン系分野一覧
美術・デザイン系分野一覧をまとめました。
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分野一覧
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油絵や水彩画といった洋画に対して、日本で独自に発展した絵画の概念のこと。岩絵具や墨を使い、絹地や和紙に毛筆で描く。彩色画と水墨画に分けられる。
岩絵具:鉱石を砕いてつくられた粒子状の絵具。
顔料と乾性油を混ぜて作った絵具を、テレビン油という精油で薄めて、キャンバスという麻布に塗って描く絵画のこと。油絵具は、透明度が高いため写真のような表現ができるほか、乾燥が遅いため塗り重ねによる重厚な表現ができるのが特徴。
顔料:着色に用いる、水や油に溶けない岩石や鉱物の粉末のこと。化粧品にも用いられる。
乾性油:空気に触れるとゆっくり酸化して固まる油のこと。アマニ・くるみ・けしが一般的。
彫刻や細工を施した版を作り、インクの転写・透写等によって製作された絵画のこと。複数枚製作できる技法だが、1点しか製作できないモノタイプ版画もある。版画はその版の仕組みから凸版画、凹版画、平版画、孔版画に分類される。また、印刷する版面の種類によって木版画、銅版画、石版画、シルクスリーンに分類される。
凸版:印刷したい画線部を残して周りを削り取り、残された部分にインクをのせて刷る方法。
凹版:印刷したい画線部をくぼませ、くぼみにインクを詰めて刷る方法
平版:平らな版に親油性の部分と親水性の部分を作り、版を水で湿らせて刷る方法。水は油をはじくため、親油性の部分にのみインクがのる。
孔版:版に細かい孔(あな)を開け、そこからインクを押し出して刷る方法。原画は左右逆にならず、インクの盛り上げも出来る。
シルクスクリーン:孔版印刷の一種で、メッシュ状の版に孔を作り、その部分にだけインクを落とす印刷方法。
やきものを作る技術のことで、原料の粘土に含まれる陶土と陶石の割合によって陶器と磁器に分けられる。
陶器は、陶土を主原料として1,100~1,200℃で焼いたやきもので、吸水性があるため、陶器の表面を覆うガラス質の膜である釉薬(ゆうやく、うわぐすり)をかけるのが特徴。主に和食器に用いられる。陶土が採れる産地によって色や見た目に違いがあり、代表的なものとして信楽焼や美濃焼がある。
磁器の原料である陶石はガラス質を多く含むため、1,300℃前後の高温で焼かれる。吸水性はほとんどなく、光を通す性質がある。主に洋食器に用いられる。代表的なものとして伊万里焼や有田焼がある。木・石・金属などに文字や絵・模様を彫り込んだり、彫り刻んで立体的な像を形づくること。粘土や石膏などで肉付けして立体を作る塑像も含む。これらを合わせて「彫塑」とも言う。
塑(そ):粘土のこと。
現代美術、コンテンポラリーアートとも言う。現代社会の情勢や問題を、批判性をもって表現するアートのことで、鑑賞者が思考をめぐらして作品と対話することで完成される。鑑賞者は受動的に鑑賞するのではなく、能動的に作品に疑問をもち、作者と対話することで作品は完成する。絵画以外にも、立体・映像・インスタレーションなどの作品があり多様化している。
インスタレーション:屋内や屋外に作品を設置して、空間全体を作品とする手法。
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理論や技術を、背景にある歴史とともに研究していく学問。また、作品の鑑賞を通じて、芸術への理解を深め、感性を磨き、作品から感じた思いを表現する構想力を養う。芸術大学では、理論だけでなく、基礎的な実技が学べるところが多い。
美術の先生になるためには、ほかの教科の先生と同様に教員免許が必要。重要なのは美術の知識や技術をもつだけではなく、生徒とコミュニケーションを図り、創造性を育てる授業づくりをすることである。
教員免許を取得する
文部科学省が定めた学校で、所定の単位を取得すれば、学校の卒業とともに教員免許が与えられる。一種免許状:4年制大学で取得でき、中学校教諭・高等学校教諭の免許状が取得できる。
二種免許状:短期大学で取得でき、中学校教諭の免許状が取得できる。
教員採用試験を受ける
正式には「教員採用候補者選考試験」といい、都道府県が設置している公立学校の教員を採用するための試験。これに合格し、各学校の担当者と面談をしたのち配属となる -
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プロダクトは制作物全体、インダストリアルは工業製品を意味する。そのため、インダストリアルデザインは、プロダクトデザインの中に含まれると考えられている。デザインを平面か立体物かで捉えた際、グラフィックとプロダクトに大きく分類でき、立体物にあたるのがプロダクトである。
インダストリアルデザイナー
(工業デザイナー)
大量生産できる工業製品・機械製品のデザインを行う職業。
プロダクトデザイナー
工業製品・機械製品のほか、家具や自転車、文房具・バッグなどのあらゆる製品のデザインを行う職業。
インダストリアルデザイナーとプロダクトデザイナーは、ユーザーにとって、使いやすく、機能性に優れ、安全性が高く、デザイン性の高い製品作りが目標となる。製作技術者や販売メーカーと連携し、何度も試作を繰り返しながら、製品の完成を目指していく。プロダクトデザインのうち、機械ではなく手工芸(ハンドクラフト)の度合いの強いものをいう。金属工芸、木竹工芸、漆工芸、ガラス工芸、染織、陶芸、装身具など。生活用具としての実用性を備えていることから、彫刻や絵画とは異なり、建築とともに応用芸術と位置付けられるが、熟練技術や高い美術性が求められることから、デザイナーであると同時に工芸家でもある。
彫金とは、鏨(たがね)という金属加工用のノミを用いて、金属に模様や図案、文字を掘る技法のこと。ジュエリーやアクセサリー、家具などの飾り金具が主に製作される。鋳金(ちゅうきん)・鍛金(たんきん)とともに金属工芸の技法のひとつ。
ジュエリー:金、銀、プラチナなどの貴金属、または価値の高い宝石を使用して作られたものを指す。
アクセサリー:ネックレス、ピアス、髪飾り、リング、ベルトなど装飾品のなかで使用素材に制限がないもの。
鋳金:鋳型(いがた)という型に溶かした金属を流し込んで器物を作る技法のこと。
鍛金:金属をたたいてぼこぼこした模様を打ち出す技法のこと。
日用品のうち、日々の生活を豊かにしてくれ、心のゆとりを生むプラスアルファのアイテムを言う。 産業分類上のひとつで、キャラクター雑貨、服飾雑貨、生活・日用雑貨、インテリア雑貨、小物雑貨、アウトドア雑貨などがある。
鑑賞用に作られた立体の模型のこと。素材や大きさはさまざま。
日本では、お菓子付きの玩具がブームとなった2000年代以降、“ミニチュア”という用語の代わりとして広まった。アニメ、マンガ、映画、テレビ、小説などに登場する人物やキャラクターに限らず、動物、怪獣、鉄道模型、自動車なども含まれる。ポリ塩化ビニル製のフィギュアは特に「PVCフィギュア」と呼ばれる。 -
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日本語で室内装飾品という意味。照明器具や家具、カーテン、壁紙、床材、ドア、観葉植物、キッチンの設備器具などを表す。そこに住む人、働く人にとって、過ごしやすいベストな住空間を作り出すうえでとても重要な存在である。
インテリアデザイナー:クライアントのニーズに合わせて全てのインテリアを設計する仕事。
インテリアコーディネーター:既存のインテリアを用いて空間の演出を行う仕事。
エクステリア:外装という意味。庭や外壁、門、玄関アプローチ、ウッドデッキ、駐車場、フェンス、塀などを表す。
建築設計の主な仕事は、「意匠(いしょう)設計」「構造設計」「設備設計」に大きく分けられる。
意匠設計
建物の外観、間取りや内部空間をデザインをする仕事。建物のコンセプトに基づき、用途、使い勝手のよさ、コストを考慮し、建物全体の設計・デザインを担当する。構造設計や設備設計のセクションを取りまとめるなど、建築設計全体のプロデューサー的な役割を担うこともある。
構造設計
建物の土台や柱、梁(はり)といった建築物の骨組みとなる構造を設計する仕事。地盤や地質、間取りを考慮するだけでなく、地震や台風、積雪などの災害に対する安全性能も計算して設計することが求められる。
設備設計
建物のインフラを設計する仕事。上下水道やガスなどの配管、空調や照明、コンセント、インターネットなどの電気設備が挙げられる。一級建築士:国土交通大臣からの認可を受ける国家資格。設計する建物に制限がない。意匠、構造、設備における高度な知識が必要。
二級建築士:都道府県知事からの認可を受ける資格。建物の規模と構造に制限があり、主に戸建住宅の設計・管理が行える。
木造建築士:国家資格。2階建て以下、延床面積300㎡以下の木造建築の設計・管理が行える。神社仏閣も含まれる。
スペースデザインとも言う。室内外問わず空間全体をデザインするため、家具デザイナーやインテリアデザイナー、エクステリアデザイナーなど全てを手掛けることになる。住空間だけでなく、商空間も対象となる。芸術的、独創的なアイデアが求められ、マーケティングの知識も必要。
空間ディスプレイデザイナー:店舗、テーマパーク、イベント会場の展示空間を演出、デザインする仕事。陳列の知識・技術、色彩演出、照明技術などの技能が必要。
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写真、動画、イラスト、文字、配色などを画面に構成し、情報やメッセージを伝達する手段として制作されたビジュアル訴求重視のデザインのこと。ポスター、雑誌広告、新聞広告、映画・コンサート・演劇・展覧会などのフライヤー(チラシ)、商品のパッケージ、ロゴマークなど多岐にわたる。
ゲーム業界では、ゲームの世界観に合わせてキャラクターや背景、アイテムをデザインする人のことをグラフィックデザイナーと呼ぶ。
グラフィックデザインのうち、図像によって文字情報を補助する描写もしくは装飾のこと。新聞、雑誌、書籍、広告、ポスターの文章に添えて視覚的効果を狙う図解、挿絵、写真などを指す。
イラストレーターが描く絵のテーマは、クライアントに依頼されることがほとんどであるため、作家自身の世界観を追求する芸術・美術とは区別される。戯画(ぎが)、風刺画、大津絵(おおつえ)、鳥羽絵(とばえ)、狂画、カリカチュア、カートゥーン、劇画、コミックなどの総称。現代漫画はカートゥーン[一コマ漫画]とコミック[ストーリー漫画]に大別でき、コミックは映画などの影響を受けて発展してきた。
人気のある作品は、アニメ化、ドラマ化、映画化されることが多く、1つの作品をアニメやゲームなど複数の媒体で展開する“メディアミクス”を意図して作られる作品もある。
また、CGによる製作、インターネットでの配信など、技術革新によりマンガの世界も変革している。パソコンやスマートフォンなどのWEB上に表示されるページの、レイアウトやデザインを制作することを指す。
デザインの知識だけでなく、画面サイズやブラウザに応じてレイアウトやデザインを柔軟に調整する、レスポンシブWEBデザインの知識も求められる。
最近では、 「使いやすさ」を重視したUIとUXについての知識も必要とされている。
※UIとUXについては「UIデザイン【平面デザイン】」を参照ユーザーインターフェイスの略で、ユーザーがサービスやプロダクトを快適に使えるよう設計することを意味する。
どんなに便利でデザイン性の高いサービスであっても、使いにくい設計であればユーザーは定着しない。ユーザーの支持を得るためには、スムーズに操作できること、ビジュアル性に優れたレイアウトであること、知りたい情報に素早くアクセスできる導線が設計されていることなど、ユーザーが「使いやすい」と感じられるサービスである必要がある。UX:ユーザーエクスペリエンスの略で、ユーザーがサービスやプロダクトを通じて感じる使いやすさ、感動、印象といったすべての体験を指す。そして、このユーザーの体験を改善することで、サービスやプロダクトを向上させていく。つまり、UXを向上させるための一部がUIであり、UX向上のためには優れたUIが不可欠となる。
アニメ、マンガ、映画、ゲームなどの登場人物の外見やイメージをデザインすること。人間だけでなく、動物、モンスターなど様々な生物(あるいは無生物)が含まれる。
興味を与え、親しみが持てるその特徴から、企業、団体、イベント、商品などの誘因効果を高めるために、その対象にふさわしい象徴物をデザインすることも多い。
キャラクターデザインを専門にするイラストレーターもいるが、最近では、Vtuberの2次元や3次元のキャラクターをデザインするなど新しい領域も生まれているようだ。雑誌、本、カタログ、マニュアルなど、文章やページ数が多めの印刷誌面を、編集者やアートディレクターの指示を受けて、タイトルや見出し、本文、写真、イラストなどを、美しいだけでなく、読者にとって読みやすく理解しやすい形に編集するデザイナーのこと。カメラマンやイラストレーターへのディレクションも行う。
出版社やデザイン事務所などでアシスタントして下積みを行い、エディトリアルデザイナーになるのが一般的と言われている。装丁家(ブックデザイナー):表紙やカバー、トビラ、帯など、本の外観をデザインする職業。
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絵や立体物などを少しずつ位置・形をずらして1コマずつ撮影し、映写すると動いているように見える技法。もともとは映画の技法。
現在は全般にコンピュータを使って制作するのが主流となっている。― 放送 ―
音声、映像、文字などで表現された情報や、それによって構成された番組などを、電磁波などを用いて1対不特定多数という形で送信すること。ラジオとテレビに分けられる。
ラジオには、中波、短波、超短波が用いられ、日本では中波が標準放送(AM放送)、短波が海外向け国際放送、超短波が音質の優れたFM放送として使われている。
テレビは、地上デジタルテレビ放送、衛星放送(BS・CS)という無線放送と、ケーブルテレビ、インターネットを利用するIPマルチキャスト放送などの有線放送に分けられる。
― 映像 ―
映画やテレビの画面に映し出された画像のことで、具体的なコンテンツとして、映画、テレビ番組、CM、PVなどが挙げられる。
1つの映像を完成させるには、監督、カメラマン、脚本家、音声、美術など複数の技術が必要であり、またジャンルによって使われる技術も異なる。動画:WEB上で配信されているコンテンツのこと。
高速度で連続撮影したフィルムを(1つ1つは静止画像・写真)、映写機でスクリーンに連続投影することで形や動きを再現するもの。
英語でmovie(ムービー)、フランス語でcinéma(シネマ)、中国語で電影。英語ではmotion pictureとも言われることから、明治・大正時代は活動写真と呼ばれていた。英語でphotographと言い、photoは光でgraphは記録であることから、光を記録するという意味になる。光、放射線、粒子線などのエネルギーを用いて、視覚的に識別できる画像として記録することである。
写真には、「記録」「伝達」「表現」の3つの機能的効果が備えられている。
記録写真
ドキュメンタリーフォトとも言う。特定の立場にとらわれず事実を描写し、資料的価値を備えた写真。
報道写真
報道内容を視覚的に伝えるために用いられる写真。これを専門に撮影する職業をフォトジャーナリストと言う。事実を描写するだけでなく、伝えるスキルも磨く必要がある。
芸術写真
記録のためではなく、写真家個人のビジョンを反映して撮影された写真。
絵画や彫刻など一点主義で鑑賞の対象でしかなかった芸術が、写真の登場によって、複製が可能で実践できる一般的なものへと変わった。更に、デジタル化によって記録媒体がフィルムからメモリに変わり、携帯電話やスマートフォンでの撮影が可能になると、一層身近で庶民的なものになった。― 演劇 ―
脚本家が脚本を書き、それに従って演出家が俳優を指導し、舞台で観客に見せる芸術のこと。多くは、舞台装置、照明、音楽などの要素を伴う総合芸術である。
俳優、戯曲、観客を演劇の三要素と言う。他の芸術との大きな違いは、観客が演劇に果たす役割である。観客が感じる反応はすぐさま舞台に影響を与え、劇の成果を決定づける。そのため、観客は単なる鑑賞者ではなく、舞台の一部であり、共存していると言える。
― 舞台美術 ―
舞台作品において、舞台装置(大道具や小道具など)や舞台衣装(かつらやメイクを含む)のデザインを行う部署のこと。空間芸術の一種だが、総合芸術の一部門として活躍する点が特徴と言える。舞台美術家:演出家のイメージをくんで舞台装置や舞台衣装をデザインし、その制作の指揮をとる。演出家や各スタッフ、俳優との打ち合わせによってプランを練り、デザイン画や模型、サンプルなどを元に実物を製作していく。美術部門の監督である。
演出家:舞台の演出、構成を考え指揮をとる。映画なら監督、テレビならディレクターと同じ立ち位置。小さな作品では舞台美術家を兼任する場合もある。
― VR ―
バーチャルリアリティの略で、「人工現実感」や「仮想現実」と訳される。専用のゴーグルで人間の視界を覆うように360°の映像を映すことで、実際にその空間にいるような感覚が得られる。
VR映像は「視聴型」と「参加型」の2通りがある。
視聴型
流れている3D映像を見るだけだが、どこにいても同じ授業が受けられる教育関連、遠隔地から手術や治療の支援をする医療や介護の利用が広がっている。
参加型
自分の動きが映像内に反映され、自由に動き回れ、ものを動すことや触ることもでき、没入感のの高い体験が可能となる。そのため、現地にいかなくも体験できる観光や住宅販売において活用されている。
― AR ―
オーグメンテッドリアリティの略で、「拡張現実」と訳される。現実世界にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前にある世界を“仮想的に拡張する”というもの。
現実世界にナビゲーションや3Dデータ、動画などが出現し、現実世界に情報を付加してくれる技術であり、スマートフォンで比較的簡単に実現できるため、エンターテインメント分野や産業分野で幅広く利用されている。
現実世界に“足りない”情報を追加し、検索を行わずにアクセスできる利便性の高さもあり、ARは私たちの生活を向上させるだけでなく新しい楽しみの1つにもなっている。CGと略され、コンピュータを使って描かれた図形や画像のことを指す。専用のグラフィックソフトを使用し、鮮やかな色彩、編集の容易さ、非現実的な映像などを提供することができる。
映画、アニメ、CM、イラスト、マンガなどの画像・映画コンテンツ制作や、ゲーム、VRなどのインタラクティブコンテンツ制作に用いられ、医療、建築、プロダクトデザインなどの分野でも活躍している技術である。
CGの作成手法には「2DCG」と「3DCG」がある。この分類はプロセスによる区分であり、作品が平面的か立体的かの区分ではない。また、このほかに、「CAD」という製図、設計を行うシステムもある。
2DCG(2次元コンピュータグラフィックス)
図形や像を平面的に組み合わせたり加工する手法。紙に描いた絵をスキャンしてコンピュータでデジタル加工したり、ペンタブレットやマウスなどを使ってコンピュータ上で描いたりする。イラスト、テレビアニメ、ロゴデザインなどに多く用いられる。
3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)
コンピュータを使って3次元の仮想空間を作り、そこに仮想の立体物を配置し、2Dの情報に変換することで立体的に見せる手法。
3DCGのことをCGという場合が多い。インタラクティブコンテンツ:ユーザーの欲しい情報と、企業が提供したい情報をつなぐ双方向のコンテンツのこと。ユーザーが反応することでコンテンツとして機能するという特徴があり、情報収集としても役立っている。
コンピュータゲームとは、コンピュータの機能を使って動作するゲームの日本語における総称。
アーケードゲーム
ゲームセンターなどに設置されている業務用ゲーム専用機を使用するもの。
パソコンゲーム(PCゲーム)
パソコン用のビデオゲーム、ゲームソフトウェアの総称。CDからインストールもの、ネット上でダウンロードするもののほか、ブラウザゲームや同人ゲームなどがある。
テレビゲーム
テレビゲーム機を利用し、テレビの画面上にゲームを映し出して遊ぶビデオゲーム。
携帯型ゲーム(携帯用ゲーム)
持ち運びできる小型の家庭用ゲーム機。全世界のゲームソフトの売上は、ios搭載(AppleのモバイルOS)のスマートデバイスがこれを上回った。
オンラインゲーム
インターネットなどのネットワークに接続してプレイするゲームの総称。複数のプレーヤーが同時にプレイでき、プレーヤー同士で対戦したり、協力したりして楽しむことができる。インターネットの普及とブロードバンド化に伴い、コンピュータゲームに新しいジャンルを切り開いた。
最近の家庭用ゲーム機は、インターネット接続機能を備え、ゲームソフトにもオンラインゲームにも対応しており、このようなゲーム機が数多く登場している。3 Dimensional Computer Graphics の略で、3次元コンピュータグラフィックスのこと。コンピュータを使って3次元の仮想空間を作り、そこに仮想の立体物を配置し、2Dの情報に変換することで立体的に見せる手法。3DCGのことをCGという場合が多い。
2次元のCGは「縦」「横」だけの「面」しか持っておらず、従来のセル画風アニメや平面的な移動のみのゲーム画像がこれにあたる。これに「奥行き」を追加して3方向が存在する仮想空間を作り、そこに仮想の立体物を配置し、その各面に色を塗って質感を表現し、動かし、光をあてて撮影したものが3DCGである。しかし、最終的には映像(画像)にするため2次元に変換するレンダリングと言う作業を行う必要がある。映画・映像・アニメ
仮想空間の中を自由自在に物体を動かせるため、すでに多く取り入れている。ゲーム
リアルタイムに動かせるため、ユーザーが入力したコマンドに即座に反応して動かすことができる。工業デザイン分野
デザインや色の変更が自由自在で、時間もコストも大幅に抑えることができるため、車・建築物・照明機器・文房具などの試作品つくりに用いられる。VR・AR
映し出される映像は3DCGで作成されたものである。今後、「メタバース」と呼ばれるインターネット上の仮想空間においても活躍していく技術として注目されている。― 記者 ―
政治・経済・国際情勢などのあらゆる出来事を取材し、メディアを通じて情報を発信する仕事である。情報の発信方法によっていくつかの種類に分けられる。
新聞記者
ニュースを取材し、集めた情報を編集、新聞記事の載せるのが主な仕事。
テレビ報道の記者
ニュース番組や特集番組に必要な取材や原稿の執筆をすることで、視聴者に映像とともに、今起こっている出来事を伝える仕事。
雑誌記者
雑誌の誌面に掲載する記事を取材、執筆して発信する仕事。
WEBメディアの記者
WEBで記事を執筆、編集して発信する仕事。ジャーナリスト:社会で起きた出来事に個人的な翻訳や批評を加えて発信する仕事。
― ライター ―
依頼された企画内容に合った文章を書く仕事である。
依頼内容に必要な記事を執筆するため、取材や調査を行ったり、資料を収集する。執筆にあたっては、読者が理解できるように、
・「主語や述語を明確にする」
・「伝えたいことを絞って具体的に書く」
必要がある。また、正しい日本語作成能力も求められ、
・「てにをは」を正しく使える
・「ですます調」に整えられる
・正しい位置に句読点を入れられる
などは最低限必要なスキルである。
形態としては、出版社や編集プロダクション、WEBメディアを展開する企業などに所属するか、フリーランスとして媒体を固定せずに活動する方法がある。 -
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― テキスタイル ―
「布製品における生地や柄のこと」で、編み物、革、不織布、糸などの総称として使うこともある。
テキスタイルデザイナー
素材の選定や柄のデザインを行うため、繊維や加工など製造全般にわたる高度な知識が必要。企画から製造までを一貫して手掛け、布製品を製造するメーカーにとっては必要不可欠な存在。
ファッションデザイナーよりも「素材」への造形が深く、ファッションデザイナーのデザイン画から素材を選び、糸の織り方や染色、加工法を考えて生地を作る。自らテキスタイルのデザインを描き、新しい生地を生み出すこともある。
そのため、デザイン画や依頼者のイメージを形にする力や、織と染に関する知識、流行に合った配色や模様を生み出すセンスが求められる。ファブリック
織物や布地を意味するが、主にインテリア関連の繊維のことで、カーテンやシーツなど加工後のものを指す。― ファッション ―
英語で流行を表すものであることから、「全体の雰囲気やトレンドを表現するもの」という意味で使われ、「ライフスタイル」の一種と捉えることも出来る。具体的には、服装、ヘアスタイル、メイク、小物などを指し、アイテムの組み合わせ方や、好み・テイストなど個々が表す雰囲気をファッションセンスと呼ぶ。
以前は時代ごとに単一的なファッションが流行していたが、現代のファッションには様々なスタイルがあり、広い選択肢の中から自分好みのスタイルを選ぶことが出来る。 -
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今起こっている現実の問題に対し、これまでの学問分野の枠にとらわれず、国際的な立場に立った考え方、地球規模での視点で研究していく学問である。
人間が引き起こす物事の背景は、非常に多くの要因が絡み合っているため、特定の分野だけを突き詰めても解明できるものではない。そのため、研究領域は、文化・社会・外国語・数理・物質・生命・環境・人間行動など多岐にわたり、理系文系を問わず問題解決に取り組む必要がある。
学問手法としては、人文・社会・自然科学を統合して研究に向かう点が特徴で、概ね4つにまとめることができる。
国際文科系
外国語と比較文化を中心に学び、国際的な視野を養う
情報文科系
情報化社会を検証し、コンピュータの実践的活用法を習得する
環境系
環境と人間の関わりを研究し、自然環境との共存について考える
生涯教育・福祉系
生涯教育、子供の発達支援、スポーツ・健康・福祉などのテーマを研究する学際的:学問や研究が複数の異なる領域にまたがっていること。