こんな分野知ってる？～いろんな仕事があるんです～
平面デザイン系
UIデザイン
ユーザーが快適に閲覧したり利用したりすることを目的とするデザインのことです。
その主な目的は、機器をユーザーにとってわかりやすく、使いやすくすることです。
UIとは、ユーザーインターフェイス（User Interface）の略称で、一般的にユーザー（利用者）と製品やサービスとのインターフェース（接点）すべてのことを意味します。
UIデザインで特に大切なのは「見ただけで意味がわかること」「目的が明確に伝わること」です。
UIデザインが不適切なWebサイトでは、「ほしい情報がどこにあるのかわからない」「サイト内検索の仕方がわかりづらい」「自分がサイトのどの位置にいるのかがわからない」といった問題がユーザーに発生するおそれがあります。
注目されてます！
商品がある程度豊富に揃っている現代では、そこから更に一歩抜きん出ることが要求されます。
その課題を解決するためには、商品が「使いやすさ」「見やすさ」「わかりやすさ」という付加価値をどれだけ備えているかがポイントになります。
UIデザインはその課題を解決することができる考え方として、今まさに注目されています。
分野に関連する職業の一例
UIデザイナー
ユーザーと製品・サービスとの接触がスムーズにいくデザイン、簡単にいえば見やすく使いやすいデザインのサイトを作ることが仕事です。
UIの出来はWebページ内の導線に大きく影響し、直接的にサイトの売上げを左右するのでデザイナー業界の中でも近年注目されています。
求められるスキルは、ユーザーの目線に立って、わかりやすさや使いやすさを追求するスキルです。
必ず求められる要素として、Photoshop、Sketch、Illustratorなどのデザインソフトを使いこなせる技術が挙げられます。
エディトリアルデザイン
雑誌や書籍、パンフレットなどの装丁から、グラビア、本文ページなどのビジュアル面の全てを美しく、見やすくデザイン、編集する分野です。グラフィックデザインと一見同じ技術のようですが、グラフィックデザインが宣伝・広告をメインとするのに対して、エディトリアルデザインは、文章・記事・雑誌・グラビア・ページ立てなどに関わる、本というジャンルに特化したデザインです。
分野に関連する職業の一例
エディトリアルデザイナー
その性質上、編集者と分野を同じくするところが多いのですが、デザインの一分野である以上デザインの理論・造形技術が必要です。その上で編集についての知識や、エディトリアルデザイナーとしての企画力、構成能力と繊細な感覚を磨くことが大切です。いかに読みやすく、効果的に受け入れられるかということを考え、写真のトリミングや配置、編集レイアウト、製本、文字指定などからDTPの知識、カラー印刷、用紙など、本の企画から造本までの一通りの知識が必要です。
タイポグラファー・書体デザイナー
色々な特徴のある印書書体（活字）を使い分け、ページ全体のバランスを整えた文字組みをデザインします。イラスト等がない場合、文字だけでデザインを行います。
ブックデザイナー
本の装丁や帯など、主に本の外観限定でデザインをする人のことを言いますが、エディトリアルデザイナーと同じ意味を指す場合もあります。
漫画
コマ割りのある絵を主体とし、セリフ、擬音語などを補助手段として出来事や物語を娯楽的に表したもの、絵のことです。ギャグや恋愛、アクション、4コマなどジャンルはさまざまにあります。
分野に関連する職業の一例
漫画家
漫画を描く仕事です。出版社と契約して、編集部から依頼された内容の漫画を執筆します。最初にどんな展開にするか編集者と打ち合わせ、それにそってネーム（コマ割りやセリフ、キャラクターなどが大まかに書かれたラフ）を考えます。ネームに編集者の承認が出たら、ペン入れやトーン貼り、修正など作画をして原稿を完成させます。
個性的な作風や確かな作画技術はもちろん、物語の構成力や時代に敏感であることなどが不可欠です。
グラフィックデザイン
平面の上に表示される文字や画像、色などを使用し、情報やメッセージを伝えることを目的としたデザインのことです。あらゆるデザインの基礎と言われています。
主に、上記の様なポスター、ダイレクトメール、パンフレット、カタログなどの平面の上で使われるデザインをグラフィックデザインとしていますが、メディアの拡大により新聞広告、雑誌広告、テレビCMなどマス・コミュニケーションと結びついた広告伝達の手法をデザインすることも多くなっています。
分野に関連する職業の一例
グラフィックデザイナー
企業や商品あるいは社会生活に関する知識や情報を正しくビジュアル（視覚）的に伝えること、色彩的にも美しく、分かりやすく、印象深いイメージを作ることが役目となります。
アートディレクター、デザインプロデューサー
規模の大きな広告などを制作する際のデザイン全体における責任者です。イメージ通りのデザインを作り上げるため、他のスタッフたちを統率・管理して、必要な作業を指示していきます。スタッフとの打ち合わせの時点で、頭の中に描いたデザインのイメージやアイデアを明確に伝える必要があるため、デザイナーの経験がかなり必要になります。
キャラクターデザイン
アニメや映画、ゲームなどの登場人物（キャラクター）の外見やイメージのデザインのことです。
人物だけではなく、動物、植物、さらには無機物や架空上の生き物などすべてのものがキャラクターになっています。キャラクターによってイメージやコンセプトをはっきりとさせ、目的意識を明確にさせます。
分野に関連する職業の一例
キャラクターデザイナー
オリジナルや原作に沿った世界観で一からキャラクターを作り上げる仕事です。
キャラクターに個性（カワイイ、面白い、恐い、かっこいい等）を持たせます。
非常に多くのキャラクターが存在している現代において、とびぬけてヒットするキャラクターを生み出すには、常に社会状況に目を向け、豊かな感性と、創造力・表現力をトータルに身につけることが必要になってきます。
Webデザイン
インターネット（Web）のホームページをデザインすることです。
フォント（文字の書体）やプログラム（CGI、Java）をはじめ、画像やアイコン、CGやアニメーション、音声などを組み合わせて、より魅力的なホームページがつくられていきます。
分野に関連する職業の一例
Webデザイナー
Webデザイナーの仕事は、見た目に美しいデザインをすることだけではなく、ホームページの企画や基本設計から総合的なディレクションまでを含んでいます。
仕事の流れは、企画、デザインからシステム構築・管理までいくつかの過程がありますが、これらすべてを1人でこなす場合もあれば、それぞれの分野で専門家が分業することもあります。