こんな分野知ってる?~いろんな仕事があるんです~
映像・メディア系
CGデザイン
CG(コンピュータグラフィックス)は、映画やTVの映像制作、グラフィックやイラスト、パターンなどのデザイン、建築、インテリア、自動車、飛行機をはじめとする設計やインダストリアルデザインと幅広い分野に利用されているコンピュータの図形処理、画像表現です。ハイテクノロジーと芸術性が融合した現代の新しい表現スタイルといえます。
分野に関連する職業の一例
CGデザイナー
コンピュータの専用ソフトを使って映像やイラストを描く仕事です。クリエイターのスケッチを元にCG画像を作り上げるほか、自分で構想を練り作品を仕上げるケースもあります。
専用のグラフィックソフトを使ってイラストを描くCGデザイナーは、あらゆる業界から求められる人気の職業です。イメージする概念を形にするための発想力や表現力も大切です。
舞台美術
演劇やダンスなどの舞台で使用する装置の設計、デザイン、制作のことです。
劇場で演じられる劇やショーの舞台装置、衣装が、演出家の意向を汲みデザインされています。
分野に関連する職業の一例
美術スタッフ
映画やテレビなどのイメージに合った空間(風景・場所)を作ります。人物の設定やストーリーなどに基いて設計するほか、役者が演じやすい空間か、撮影がしやすいかなど、撮影全体に対する配慮も考えて制作していきます。仕事はスタジオのセット撮影だけでなく屋外のロケ撮影にも及びます。撮影シーンによっては植物が必要だったり、場合によっては道路や橋、ビルなど大きな建造物が必要になる場合もあります。また、その中に置かれているあらゆる道具を用意するのも仕事です。映画の美術部は美術監督を頂点に、大道具(装置)、装飾(小道具)、衣装、ヘアメイク、持道具、特殊美術などに分かれています。
写真
「写真」といっても使用目的によってジャンルが分かれます。例えば、事故や事件を伝える報道写真、広告・宣伝用の商業写真、映像美を追求する芸術写真などがあります。
また、産業・医学・科学などをはじめ、さまざまな分野で写真は欠かすことのできない重要な役割を担っています。
分野に関連する職業の一例
写真家
写真を撮るカメラマンの仕事です。人物、動物、自然、スポーツ、事件、商品、料理、ファッション、科学など、多くの撮影対象がありカメラマンはそれぞれ自分の得意な専門分野を持っています。
求められるのはシャッターチャンスを逃さない鋭い感性と的確な判断力、そして軽快なフットワークです。時代に敏感であることや観察力、創造力なども大切な要素です。
映像文化が重要視されるとともに、デジタル技術の飛躍的な発達は、カメラマンの活躍の場をさらに広げています。
アニメーション
アニメーションとは動画(動きのある絵)という意味です。セル画と呼ばれるフィルムを1枚1枚描いて連続撮影し、静止画に動きを与えます。最近ではCGとの融合がめざましく、よりリアルでスムーズな映像として進化を続けています。いまや、「ジャパニメーション」として漫画と同じく世界に名だたる日本文化の一つとなっています。
分野に関連する職業の一例
アニメーター
アニメーション制作の工程において原画、動画を担当する仕事です。
アニメーターは大きく分類すると「原画マン」と「動画マン」の2種類に分けられます。
原画マンは、監督からもらった絵コンテや設定資料などをもとに、キャラクターや背景のアニメーションの元となる絵(原画)を書く仕事です。
動画マンは、原画マンが用意した原画をつなげていく仕事です。原画マンの絵を参考に隙間の絵を補足で描くこともあります。
ゲームデザイン
ゲームソフトの構成やルール、内容などを考えて設計(デザイン)をすることです。CGや背景などの絵のデザインとは異なります。
“マルチメディア”の中でも、娯楽・レジャー・エンターテインメントなどで重要な位置を占めているのがゲームであり、大変人気のある分野となっています。
分野に関連する職業の一例
ゲームデザイナー
ゲームデザイナーとは、ゲームソフトの企画・立案からシナリオ制作やマニュアル作成などゲームの全体的な基本設計をする仕事です。豊かな感性と表現力、創造力を備えたトータルバランスのとれたクリエイターです。ゲームプランナーと言われることもあります。