こんな分野知ってる？～いろんな仕事があるんです～
ファッション・染色系
染色
染料を織物の繊維のなかに浸透させてその織物に模様などを染め付ける技法のことです。日本の染色は着物染色によって受け継がれ、芸術性の高い染色文化が築かれてきました。成人式、結婚式、お茶式、そしておしゃれ着として現代の生活にも根付いています。
分野に関連する職業の一例
染色家
布の柄をデザインして染色することが仕事です。ろうけつ染め、型染め、友禅染め、しぼり染めなどさまざまな伝統的手法を使いこなし美しい布を作り上げます。また、手描きを駆使して布をキャンバスにクリエイティビティを発揮することもできます。
最近は着物の分野にとどまらず、さまざまなテキスタイルで活躍する人が多くなりました。
テキスタイルデザイン
服飾関係のプリント（捺染(なっせん)）やインテリア関係における布地のデザイン（色・柄）のことです。テキスタイルとは、織る、編むの布地を意味する外来語で、繊維製品全般をいいます。
工業生産化が進み、生活環境の変化に伴って、建築、インテリア関係にも分野が広がり新しい素材の発見や技術の進歩で可能性はますます拡大されてきています。
また、雑貨や小物などで染織などのパターンを図柄として取り入れたものが人気を得るなど、他分野からもテキスタイル（生地）は注目されるようになっています。
分野に関連する職業の一例
テキスタイルデザイナー
服飾やインテリアなどのテキスタイルをデザインする仕事です。生地の素材となる糸選び、プリントまたは織りの染色方法、デザイン、加工方法を企画する専門職で、生地に関する深い知識が必要とされます。
個性の多様化に伴い量産化ではなく、伝統的な作り方に基づいたオリジナル服地、ネクタイ、壁掛、タブローなど一品制作の服飾品も人気があるので自由に表現できる創造力を身につけることが大切です。