ー参加者アンケートー 4700人に聞いたよ! vol.3
アンケート設問⑧ 将来目指している職業はありますか?
「ある」と回答した生徒さんは、これまでは高くても33%程度でしたが、今年は一気に36%にはね上がりました。今年はたまたま将来像を描いている生徒さんの参加が多かったのか、それとも36%が今後の平均値となるような状況に変わったのか、結論を出すには次年度以降の結果を見る必要がありますね。
下記では36%の生徒さんが回答した職業名と、その職業を選んだ人数をご報告します。この設問は選択回答ではなく自由記述となっているため、記載内容を多少調整させていただきましたが、全部で209もの職業名が上がってきました!!
設問⑧の希望分野の1位がイラストレーションだったのと同様に、目指す職業もイラストレーターが断トツの1位です。ところが、2位以降は様相がだいぶ異なっています。希望分野ではベスト10に入らなかった声優・ファッション・建築が、将来の職業としてランクインしています。分野選択が職業と直結していることが影響しているのでしょう。一方で、教員という分野を超えた職業も3位にランクインしています。
つづいて、11位以降の複数人の希望者がいた職業をご紹介します。
プロダクトデザイナー | 19 | インテリアデザイナー | 15 | 絵本作家 | 13 |
画家 | 13 | 学芸員 | 13 | 空間デザイナー | 12 |
パッケージデザイナー | 11 | 美容師 | 11 | WEBデザイナー | 10 |
ゲームクリエイター | 10 | 作家 | 10 | カーデザイナー | 9 |
CGクリエイター | 9 | インテリアコーディネーター | 8 | 映画監督 | 8 |
ブックデザイナー | 8 | アーティスト | 7 | カメラマン | 7 |
美術スタッフ | 7 | 保育士 | 7 | 修復士・文化財保存修復 | 6 |
舞台美術 | 6 | 映像クリエイター | 5 | クリエイター | 5 |
ゲーム関係 | 5 | ゲームデザイナー | 5 | 俳優・役者 | 5 |
舞台美術スタッフ | 5 | アートディレクター | 4 | 脚本家 | 4 |
ゲームキャラクターデザイナー | 4 | 建築・建築関係 | 4 | 公務員 | 4 |
雑貨デザイナー | 4 | 雑誌・本の編集者 | 4 | CGデザイナー | 4 |
伝統工芸士 | 4 | 陶芸家 | 4 | 舞台女優・ミュージカル女優 | 4 |
衣装デザイナー | 3 | インダストリアルデザイナー | 3 | 映画関係 | 3 |
映像関係 | 3 | 映像編集者 | 3 | 音楽家 | 3 |
音楽プロデューサー | 3 | ゲームイラストレーター | 3 | ゲームグラフィックデザイナー | 3 |
芸術家 | 3 | 建築デザイナー | 3 | 広告代理店 | 3 |
写真家・カメラマン | 3 | ジュエリーデザイナー | 3 | 小説家 | 3 |
商品開発・企画 | 3 | 彫刻家 | 3 | 特撮・特撮スタッフ | 3 |
文具デザイナー | 3 | ヘアメイクアーティスト | 3 | UI・UXデザイナー | 3 |
アニメーション映画監督 | 2 | アニメーション関係 | 2 | ウエディングプランナー | 2 |
エディトリアルデザイナー | 2 | 演出家 | 2 | 音響 | 2 |
監督 | 2 | 空間デザイン系の会社 | 2 | グッズデザイナー | 2 |
原型師 | 2 | 広告デザイナー | 2 | 広告プランナー | 2 |
コンセプトアーティスト | 2 | 自転車整備士 | 2 | 商品デザイナー | 2 |
書店員 | 2 | スタイリスト | 2 | 3DCGデザイナー | 2 |
設計士 | 2 | ディレクター | 2 | テキスタイルデザイナー | 2 |
トイデザイナー | 2 | 特殊メイクアーティスト | 2 | 図書館司書 | 2 |
時計の修理士 | 2 | ナレーター | 2 | 2Dデザイナー | 2 |
ネイリスト | 2 | PAエンジニア | 2 | ファッション・服飾関係 | 2 |
舞台衣装 | 2 | メイクアップアーティスト | 2 | 幼稚園教諭 | 2 |
本当にいろんな職業があるんですね。希望者が1人だった職業も、上にあげた数と同じくらいありました。ここで気になるのが、同じ単語が複数個所に出てきているということです。例えば、「ゲーム」という単語は8か所に出てきます。ゲームクリエイター、ゲームデザイナー、ゲームキャラクターデザイナー・・・。ゲーム業界に進むぞ!と言っても、ゲーム全体を指揮監督したいのか、キャラクターのデザインがしたいのか、背景を専門に作りたいのか、具体的に何がやりたいのかで目指す職業も変わってきます。場合によっては、進学先の分野選択や、学校選びそのものから左右される可能性もあります。「そんなの分かんないよ~」という声が聞こえてきそうですが、だからこそ、進学相談会ではいろんな学校でお話しを聞いてほしいんです。たくさん聞くことで知見が広まりますし、聞いていく中で将来像が見えてくる場合もあります。ひょっとしたら自分がなりたい職業はこの分野に進学しても難しかったり、この職業も面白そうだな~となるかもしれません。それでもまだ将来像が見えなくて困っていますという時は、1年次は広く学んで、2年次から大まかな系統別で、3年次から具体的な分野で学ぶという学校に進学するのもいいかもしれません。1人で悩まず、進学相談会に来て、この分野の大先輩たちにあれこれ相談してみてください。きっと答えが見えてくるはず。
2022年も、北海道から九州まで、全国23都市での開催を予定しています。いつ・どこで実施されるのかは、こちらでご確認ください。
おおまかなスケジュールは年明け以降に、各会場の詳細は開催1か月前を目安にPDFで公開しています。先述しましたが、美術・デザイン系の進学相談会はそんなに多く実施されているわけではありませんので、機会を逃さないようしっかりアンテナを張っておいてくださいね。困ったことがあればメールでご連絡いただくか、X(旧ツイッター):アート×デザイン×クリエイティブ進学フェア(@sanpou_art)にダイレクトメッセージを送ってください。
あっと!デザイン!クリエイティ部!、ティ部長のぽーちゃんは頑張るあなたを応援します!
X:アート×デザイン×クリエイティブ進学フェア(@sanpou_art)
進学相談会の様子を実際にレポートしたものがあります。こちらには、ご参加・ご出席いただいた「高校生のみなさん」「高等学校の先生方」「大学・専門学校教職員の方々」からの評価/メッセージも掲載していますので、あわせてご一読ください。