人々の「キレイ」と「いやし」を担う仕事です。大きく、エステ業界とファッション業界に分けられます。エステ業界は、主にエステティックサロンで仕事します。少子高齢化ということもあり、今後は高齢者に特化したエステが出てくることが予想されます。また、男性の美意識の向上によりメンズエステも増えています。ファッション業界は、IT化とグローバル化がますます進んでいくと思われます。店頭の販売においては、ますますのホスピタリティが求められるようになります。
エステティシャンは、全身美容の施術を行います。個々の悩みに対応するカウンセリングと、マッサージや美容機器による施術でリラクゼーションや痩身をはじめ全身のケアサービスを提供します。近年は男性利用者も徐々に増えており、メンズエステ業界が期待されています。美といやしを「手」と「技術」で施す美のスペシャリストです。
ネイリストは手足の爪のケア、ネイルアートなどで爪を美しく整えます。主にネイルサロンや併設の美容室などで施術を行っています。顧客の好みやファッションに合わせて、ネイルケアやカラーリング、人工爪作りをするだけではなく、マッサージや角質除去、二枚爪などのトラブルにも対応します。日本人の技術は世界的にも評価が高く、技術とセンスがあれば、年齢に関係なく第一線で働き続けることもできる仕事です。
ヘアメイクとフェイスメイクで人を美しく変身させる仕事です。エステサロン、ブライダルといったサービス業から、舞台や雑誌、テレビや映画といったマスコミの分野まで幅広く活躍できる仕事です。さまざまなシーンに合わせてお客様やモデルをメイクアップするため、その場に合わせたメイクの技術が必要になります。自分がどのようなシーンで活躍するメイクアップアーティストになりたいのかを考えることが大切でしょう。
テレビ、雑誌、広告などの撮影で、そのコンセプトに合ったファッションやインテリア等を用意して、セッティングする仕事です。ファッション系なら、衣装ばかりではなく、靴、バッグ、帽子やアクセサリーなどの小物に至るまで様々な店やメーカーで、レンタルして集めます。色彩感覚や、流行に敏感なことが求められます。華やかなイメージがありますが、雑務も多く、内容はハードです。
仕事は、主としてファッションショーに出演する「ショー」、ファッション雑誌などに出る「スチール」、テレビCMやプロモーションビデオなどに出演する「ムービー」、手や脚など身体の一部をクローズアップする「パーツ」があります。容姿を活かし洋服などの商品を魅力的に紹介する仕事なので、全身のバランス、歯並び、肌質の良さなど、生来の資質が必要となります。主役の商品(洋服など)をスポンサーが求めるイメージ通りに表現していきます。オーディションを突破しないことには仕事も収入もまったくない、実力主義のシビアな仕事です。