宇宙飛行士
宇宙開発の最前線で働く
宇宙空間で、国際宇宙ステーションの組立てや実験・観測などを行います。
宇宙飛行士ってどんな仕事?
異なるスペシャリストが集まる宇宙飛行士は業務により役割が分かれています。まずスペースシャトルの操縦およびチーム全体の責任を負うコマンダー(CDR/船長)、スペースシャトルを操縦しCDRを補佐するパイロット(PLT/操縦手)、シャトルの運用全般を担当し、PLTの補佐を行うミッションスペシャリスト(MS/搭乗運用技術者)、高度で専門的な知識を必要とする宇宙実験を行う場合に搭乗するペイロードスペシャリスト(PS/搭乗科学技術者)の4つになります。国際宇宙ステーション(ISS)の中で「きぼう日本実験棟」を完成させた若田光一宇宙飛行士はMSとして搭乗しました。
宇宙飛行士になるには?
競争率は約300‐500倍
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が募集する宇宙飛行士候補者へ応募し、選定された後、基礎訓練を行い、宇宙飛行士として認定を受けると晴れて正式な宇宙飛行士となります。技術的・科学的な専門知識はもちろん、各国の宇宙飛行士とチームを組んで共同生活や共同作業を行うため、コミュニケーション手段としての英語力と心身ともに健康であることが必須となります。
宇宙飛行士を目指す系統・分野の学部・学科
- 大学・短期大学 工学系統
- 専門学校 工業分野
- 航空宇宙工学科 など
こんな人に宇宙飛行士は向いている
- どんなタイプの人とでも円滑なコミュニケーションができる
- 状況に応じて冷静に迅速な判断がくだせる
- 一つのやり方にとらわれず、いろいろな方法を試す方だ
- 夢や目標のためなら、粘り強く努力し続けることができる
- 自分の意見をわかりやすく人に説明することができる
- 細かいことにも手を抜かない
- 未知の世界でも物怖じせずに飛び込んでいける