翻訳家
2つの言葉を駆使するスペシャリスト
小説・映画・音楽・ビジネスと翻訳家のステージは様々。原作の魅力を提供できる高いスキルが求められます。
翻訳家ってどんな仕事?
問われるのは語学力よりも日本語のセンスと語彙の豊かさ
翻訳には小説や童話などの文芸作品、定期的に発行される娯楽、ファッション、ビジネス等の雑誌、映画・音楽・戯曲作品などのエンターテインメント系の翻訳、また企業・団体等から依頼させるビジネスや専門技術に関する翻訳というようにさまざまな分野があります。
文芸作品やビジュアル・CDの歌詞などの翻訳は言葉の一語一語が大切な表現手段ですから、原作者の意向を曲げることなく、受け取る人に感動を与えなくてはなりません。語学力はもちろんですが、それ以上に日本語の高レベルなセンスとボキャブラリーの豊かさが問われるでしょう。
翻訳家になるには?
主流は翻訳学校で講師から認められること
出版翻訳の主流になっているのは翻訳学校で翻訳家である講師に実力を認められてデビューする方法です。スタンダードな方法としては、まず下訳を何作か経験して、そのうち共訳として名前をだしてもらい、最終的に出版社を紹介してもらってデビューする方法です。
また、コンテストに応募するのも有効です。様々な機関が実施している絵本やフィクションなどの翻訳コンテストの審査員には出版社の編集者が名を連ねている者や「優秀者には出版社を紹介する」という前提で実施している者もあるので見逃せないでしょう。
翻訳家を目指す系統・分野の学部・学科
- 大学・短期大学 人文科学系統
- 専門学校 語学・観光分野
- 翻訳学科 英米文学科 総合英語学科 英語翻訳学科 など
翻訳家に関連する資格
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民間資格
こんな人に翻訳家は向いている
- 期日や約束はしっかり守る
- 文章を読んだり、書いたりすることが好き
- ひとつのことに長時間集中して取り組める
- 普段からジャンルを問わず情報収集している
- ひとつの言葉をさまざまな形で表現することが得意