バイオ技術者
エコ・バイオブームで最も必要とされる技術のひとつ
バイオテクノロジーの世界は、新しい発見と可能性を秘めた魅惑の世界です。そこには未来にかける夢がいっぱいあります。その夢の実現の担い手がバイオ技術者なのです。
バイオ技術者ってどんな仕事?
バイオテクノロジーとは、遺伝子組み換えや細胞融合など、生命現象を科学し、利用する技術です。この技術により、新しい医薬品や野菜の新品種など画期的な開発が次々に生まれ、実用化されています。身近なところでは、微生物を利用して発酵させた新しいタイプのビールやワイン、遺伝子を組み換えて作られた栽培植物などがあります。クローン技術もバイオテクノロジーの分野です。 砂漠に強い野菜や樹木の新品種を創り出したり、がんやエイズの特効薬を開発したり、美しい地球の自然を取り戻すといった環境修復など、バイオテクノロジーに与えられた課題は、地球的規模の大きなものです。これほどまでにバイオテクノロジーが期待されるのは、その技術が新しく、無限の可能性を秘めたものだからと言えるでしょう。特に、医薬品、農林・畜産・水産、食品、醸造、化学工業、エネルギー、電子・電気工業、環境などの分野で実用化が進んでいます。
バイオ技術者になるには?
バイオ技術者になるには、大学、短大、専門学校のバイオテクノロジー関連学科に進学し、専門の理論と技術を学ぶ必要があります。
バイオ技術者を目指す系統・分野の学部・学科
- 大学・短期大学 農学系統
- 専門学校 環境分野
- バイオテクノロジー学科 バイオサイエンス学科 生命科学科 分子生命科学科 遺伝子工学科 など
こんな人にバイオ技術者は向いている
- 地道な努力を続けられる
- 手先が器用
- 責任感がある
- 好奇心が旺盛である