麻薬探知犬ハンドラー
巧妙な手口もシャットアウト
麻薬の密輸防止に貢献します。
麻薬探知犬ハンドラーってどんな仕事?
麻薬の密輸入を防ぐ麻薬探知犬を育成する
隠された麻薬類を鋭い嗅覚でかぎ当て密輸入を防ぐ麻薬探知犬。麻薬の入った貨物をひっかいて知らせるアグレッシブドッグと、携帯品に隠された麻薬を座って知らせるパッシブドッグの2種類があります。空港や港のほかに、国際郵便局などで活躍します。
訓練と育成は、麻薬探知犬訓練センター(千葉県成田市)で、東京税関の職員によっておこなわれます。犬の嗅覚と遊び好きの性格をうまく活用した4カ月の訓練ではハンドラー(犬とコンビを組む税関職員)がタオルを筒状に巻いた、「ダミー」で犬と遊び、ダミーをみつけたら遊んであげることを繰り返していきます。そしてダミーに麻薬のにおいをつけると、遊んでもらいたい犬は麻薬のにおいがするところにダミーがあると思い、麻薬を探すようになります。このようなやり方で、大麻、覚醒剤、ヘロインのにおいのかぎわけなど高度な訓練を修了したあと、試験に合格すると麻薬探知犬に認定されます。 東京税関だけでなく、全国の税関で活躍しています。
麻薬探知犬ハンドラーになるには?
国家公務員試験合格が必須
麻薬探知犬の訓練を担当するには、国家公務員試験に合格し、東京税関の職員になるのが第1歩ですが、希望通り配属されるとは限りません。
麻薬探知犬ハンドラーを目指す系統・分野の学部・学科
- 大学・短期大学 農学系統
- 専門学校 動物分野
- 専門学校 公務員分野
- ドッグトレーナー学科 など
こんな人に麻薬探知犬ハンドラーは向いている
- 犬が好き
- 結果がでるまで根気よくやり抜く方だ
- 体力には自信がある