製菓科43◆◇◆◇◆◇◆◇◆2005年度製菓科 卒業柴田 勇作さん東京都立 向丘高等学校出身(C)White_Mirror*)*0-.KAGAWA在学中はどんな生徒でしたか?決して学業優秀ではなく先生に迷惑ばかりかけていた生徒でしたが、在学中に経験したアルバイト先でのシェフとの出会いや一流ホテルでの研修によって、入学時と卒業時では考え方が大きく変わっていましたね。ただなんとなく働いて、それなりの生活を送ることができる、というような甘い世界ではない、と思うようになりました。出会いに恵まれた濃密な1年となりました。2022年11月に日本代表に選出されて以降、本大会までどのように過ごしていましたか?代表に選出された時点ではフリーランスで活動していましたが、2023年3月に徳島に移住し、起業しました。同時に、4〜6月は、本大会に出場する他のメンバーと作品の大まかなイメージ固め、7〜8月は各自で作品を煮詰めて、9〜10月でブラッシュアップ作業。11月以降は毎週メンバーと一緒に合同トレーニングを行い、1月の本場に向けて準備を重ねていきました。今後やっていきたいことを教えてくださいコンテストへの出場だけではなく、これまでいろいろなことに挑戦してきました。2024年2月には、新たに店舗も立ち上げました。振り返ってみて後悔することがないように、今後も徳島からいろんなことに挑戦していきたいですね。日本最大級の洋菓子コンテスト「ジャパン・ケーキショー」は、年に一度開催される国内最大の洋菓子コンテストです。日本全国、および海外からプロのパティシエや専門学校生などの作品が出展され、審査員により厳正なる審査により、部門ごとに賞が与えられます。いずれの作品もそれぞれの個性を活かした表現となっていて、パティシエたちの技術と努力が集約される大会です。同大会は、1989年に開始した「洋菓子のワールドカップ」とも呼ばれる世界最高峰のパティシエを決めるイベント。2年に1度開催されています。2023年に開催された第18回大会において見事優勝を果たした柴田勇作さんはKAGAWAの卒業生。パティシエになったきっかけや在学中の想い出、卒業後の活動や今回の大会のことなど、世界を舞台に活躍する先輩の声を聞いてみました。優勝が決定した瞬間、どんなことが頭に浮かびましたか?正直、優勝できると思っていなかったので、驚きでした。3位・2位の発表で自分たちが呼ばれなかったので、「4位以下なら日本に帰れないなあ」と思っていたくらいです。あとで聞いたのですが、実は日本の前評判は高かったようで、2位でフランスが呼ばれたときに、プレス席にいた助手や一緒に来ていた妻は優勝を確信して泣いていたとか。みんなが喜ぶ姿を見て、嬉しさがこみあげてきました。入賞作授業に加え、放課後に自主練習で技術を磨き、数多くの実績を残しています。濵名 六花さん神奈川県 私立横須賀学院高等学校出身銅賞優勝クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー 2023ジャパン・ケーキショー東京優勝!
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