工学系統

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研究から生まれる新しい「技術」や「もの」

工学は、人に役立つ「もの」や「技術」を創り出す学問系統です。工学系は研究内容によって、機械工学系、経営工学系、電気・電子・情報工学系、建築・都市工学系、応用物理学系、応用科学系などに分けることができます。社会におけるさまざまな課題を解決する技術や物を作るため、多くの分野とも連携し、人々のより豊かな生活の実現を目指します。大学内にとどまらず、自治体や政府機関、企業などと産・官・学が連携した研究が多いのも、実用的な工学系ならではの特徴です。

機械工学系学科

機械工学系学科

機械工学は、熱力学や機械工学などの物理学研究を基礎として、さまざまな機械の設計・製造技術に関する研究を行う学問です。私たちの身近にある家電製品、自動車、医療機器、福祉機械、飛行機、工場などで使用される大型機械や設備、そしてロケットまで、対象となる機械は多種多様です。現在では、電子制御やコンピュータによるシミュレーションなど、電気・電子工学、情報工学の知識も重要です。自動車工学やロボット工学、航空宇宙工学なども機械工学系に含まれます。

機械工学/金属・材料工学

あらゆる産業に関わるものづくりの基礎。素材の特性や力学の応用について学びます。

航空・宇宙工学/自動車工学/船舶・海洋工学/商船学

輸送機器の開発に携わります。AI化やエネルギーの転換が大きな課題です。

電気・電子・情報工学系学科

電気・電子・情報工学系学科

エネルギーや情報通信に応用される電気と電子を研究する学問です。電気工学では電気をエネルギーとしてとらえ、効率的な電気の活用方法や、機械の制御など、電気に関するあらゆることを研究対象とします。電子工学は、電子機器に関する知識を学び、電子機器の開発や制作に必要な技術を研究します。情報工学は、情報の発生、伝達、収集、蓄積、処理といった情報の利用方法を考える学問で、近年、情報分野の中でもデータサイエンスや機械学習、AIなどの開発・研究が進んでいます。

電気・電子・通信工学/情報工学

エネルギーや通信、ネットワークの最先端技術、人工知能などを研究します。

画像・音響工学

サウンドとビジュアルのデジタル処理や、画像・音声認識技術を学びます。

建築・都市工学系学科

建築・都市工学系学科

建築・土木・都市工学系は、人々が安心して社会生活を営むため、住宅などの建築物や都市インフラ、または自然と調和した都市環境などを研究する学問です。機能性や耐久性、快適性などに対して科学的なアプローチを行うために、力学に関する知識を学び、数学や物理を駆使した計算方法も身につけていきます。そうした理工系の知識や技術が必要となる一方で、地球環境や福祉への配慮、使いやすさや芸術的なデザインセンスなども求められます。

建築学/工業デザイン学

緻密な計算と、人間の機能・芸術性の融合した学問。

資源・エネルギー工学/土木・環境工学

社会的基盤としての建造物・資源・エネルギー・インフラを通して、環境の未来を考える。

経営工学系学科

経営工学系学科

企業または工場などにおいて、より効率的な経営や生産システムの構築に向けた研究を行います。素材や部品のロジスティクス、立地、物流、危機管理、人員や組織の管理からシステムの運用にいたるまで、企業の問題をチェックし、総合的に経営の改善を図ります。

経営工学

社会科学と自然科学が高度に融合した、組織運営のための総合分野です。

応用物理学・応用化学系学科

応用物理学・応用化学系学科

物理学の研究で得られた知見を活用して、新しい産業技術の開発を目的とする実践的な学問が応用物理学。物理学のみならず、電気工学・電子工学など理工学との複合的な研究が行われています。また、応用科学は物質・材料の特性を解明して多様な物質を作り出し、その製造方法を研究します。研究成果は製品に応用されます。

応用物理学

物理学の理論を利用して、新しい技術開発に応用します。

応用化学

新たな物質を創造して、研究成果を環境・社会問題の解決に利用する。

工学系統の特性

機械工学系の代表的な就職先は製造業での技術部門です。たとえば自動車メーカーでは、電気自動車や自動運転に関する技術の研究が盛んです。産業機器メーカーや家電メーカーでも常に需要があるので、機械工学系の技術者は今後も必要とされるでしょう。製造業以外の就職先は、大学などの研究機関や官公庁も挙げられます。情報工学では、さまざまなモノをインターネットに接続することよって相互制御する「モノのインターネット」IoTや、各業界から需要視されているビッグデータ、AIなどは、いま最もホットな分野のひとつといえるでしょう。新型コロナウイルスの影響で、建築や土木業界は、工事の中止や工期の延期、受注数が減少するなどの影響を受けました。とはいえ建設や土木は今後とも必要な業種なので、IT化や業務の効率化を進めて、回復を図ることが期待されます。

工学系統の就職先例

機械工学/金属・材料工学系

機械メーカー、建材メーカー、化学素材メーカー、鉄鋼会社

航空・宇宙工学/自動車工学/船舶・海洋工学/商船学系

航空・宇宙メーカー、自動車関連メーカー、船舶メーカー・港湾・海洋開発会社、商船会社

電気・電子・通信工学/情報工学系

電気メーカー、発電・エネルギープラント企業、通信会社、データサイエンティスト

画像・音響工学系

放送・通信業界、画像処理・音響計測、音声・画像認識業界

建築学/工業デザイン学系

建築士、工業デザイナー、デベロッパー、各種機械メーカー、ハウスメーカー、設計事務所

資源・エネルギー工学/土木・環境工学系

電気・ガス会社、建設会社、エネルギープラント企業

応用物理学/応用化学系

精密機器、各種素材メーカー、半導体メーカー

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