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スマートフォンやパソコンなどの電子機器から、企業の業務システムまで、サービスをより便利に発展させ、不具合のないように保守していくのが「IT・コンピュータ系」の大きな役割です。「ゲーム系」はそのIT・コンピュータ技術の上に成り立つエンターテイメント分野で、さまざまなゲームの開発を行います。「電気・電子系」はIT・コンピュータやゲームなどの技術を支える基盤です。インターネット回線の敷設もこの分野の仕事であり、情報社会の縁の下の力持ちといえます。
プログラマー
システムエンジニアの設計に基づいて、ゲームやスマートフォンのアプリ、パソコンのソフトや業務用システムのソフトウェアなどのプログラムを実際に作成していくのがプログラマーです。IT・情報系の専門学校などでコンピュータの知識やプログラミングの知識・技術を身につけておくことが仕事につくための近道です。また、インターネットの情報や本を調べたりすることで、独学で習得する人もいます。JavaScript、Python、Javaなどのプログラミング言語が人気ですが、これらは時代によって変わります。
ネットワークエンジニア(インフラエンジニア)
IPアドレスの管理やルーターの設定など、ネットワーク(社内LAN)の構築・運用において中心的な役割を果たす仕事です。会社の業務がますますネットワークに依存している今、責任の大きな仕事といえます。ネットワークの構築・運用のために必要な知識は、情報通信の基礎と応用です。仕事につくのに資格は必須ではありませんが、情報処理技術者試験「ネットワークスペシャリスト試験」などネットワークエンジニア系の検定資格をいくつか取得しておくと、スキルを認められ有利な就職ができます。
ゲームデザイナー
ゲームデザイナー(ゲームプランナー・ゲームプロデューサー)とは、ゲーム制作全体に携わり、自分の考えたゲームを世に送り出す、ゲームの監督ともいうべき仕事です。ゲームデザイナーの学科・専攻がある専門学校や養成施設で知識・技術を身につけ、ゲーム会社に入社することがゲームデザイナーへの近道といえます。最初は企画、プログラム、グラフィックといった各部署で仕事をしながらゲーム制作の経験を積んでいき、最終的には総合的な企画者として、自分の作りたいゲームを形にしていきます。
IT・コンピュータ・ゲーム・電子・電気分野の特性
IT業界は今後まだまだ成長を続けていくでしょう。アップルやマイクロソフトなど、世界のトップ産業のほとんどをIT業界が占めていることからも、時流はITといえるでしょう。またITは日々進歩しており、さまざまな業界でのITの需要も高まっていることから、IT人材はこれからも必要とされると思われます。新型コロナウイルスの感染拡大により、テレワークやオンラインでのコミュニケーションが普及しつつあるのも追い風となるかもしれません。ゲーム業界も、新型コロナウイルスによる巣ごもり需要で売り上げが大きく伸びました。スマートフォンの普及で、家庭用ゲーム機の売り上げは減少傾向にありますが、ゲーム市場全体は成長しており、それは今後も続くと思われます。
IT・コンピュータ・ゲーム・電子・電気分野の就職先例
プログラマー
ホームページ制作会社、情報通信会社、システム関連会社
ネットワークエンジニア(インフラエンジニア)
電力会社、ビル管理会社、鉄道会社
ゲームデザイナー
ゲーム制作会社