エンターテインメント分野

エンターテインメント系では、目指すジャンルにより身につける知識・技術が大きく異なりますが、どのジャンルでも「表現したい」という自身の気持ちが大切です。音楽系では、技術、表現力を学校で学ぶほか、最近では路上ライブや、動画共有サイトを使って音楽活動をアピールする人も増えています。映画・放送系は、アイデアを形にする力が必要です。パフォーマー系は、自分の身体を資本とし、自分の個性を含めた演技力を磨くことが大切です。

プロデューサー・ディレクター

プロデューサー・ディレクター

テレビやラジオの番組は、最近は大半が制作されています。番組制作における企画の内容や予算の決定、スタッフの手配などを行うのがプロデューサーで、番組の総責任者です。番組制作の現場で直接指揮するのがディレクターです。カメラ割りや照明、音声の指揮、演出など仕事の内容は多岐にわたります。プロデューサーやディレクターになるには、大学や専門学校で必要な技術を身につけたあと、テレビ局や番組制作会社に就職して、AD(アシスタントディレクター)から始めるのが一般的です。

俳優

俳優とは、監督や演出家、プロデューサーや共演者とともに、与えられた脚本を読み込んで自分の「役」を作り上げ、それを演じる仕事です。出演する媒体によって、テレビドラマ俳優、舞台俳優、映画俳優、ミュージカル俳優などに分けられます。俳優になるまでの大雑把な道筋は、大学や専門学校など養成機関の演劇科で学ぶ方法、劇団や芸能プロダクションの養成所に入る方法、オーディションに合格する方法の3つがあります。基礎をしっかりと修得したうえで、劇団や芸能プロダクションに所属することを目指しましょう。

舞台監督

舞台監督は、コンサート現場の総監督ともいえる仕事です。演出家とともにコンサートの企画から本番までスケジュールを組んで管理し、美術・照明・音響などの専門スタッフとの打ち合わせなどを行い、イメージ通りのコンサート実現を目指します。舞台監督は裏方をまとめる役割を担うので、裏方の仕事内容を十分に知っていなければなりません。音響や照明など舞台に関する職種で経験を積んだ後、監督助手を経て舞台監督になる人が多いようです。

エンターテインメント分野の特性

エンターテインメント分野、とくにライブ系のエンターテインメント分野は、コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けました。コロナ禍の前は成長市場であっただけに、早期の回復が望まれます。現在は代替手段として、ライブのデジタル配信などが行われています。インターネットの普及、発達により、エンターテインメントとしてのテレビ番組が、大きな転換点を迎えています。SNSや動画サイトなどとの共存を図りつつ、魅力的な番組を作れるような優秀なプロデューサー、ディレクターが求められるでしょう。俳優や声優、タレントは今後も需要があると思われます。どちらもSNSや動画サイトなど表現手段の多様化で、自分をどうアピールできるかが、カギとなります。

エンターテインメント分野の就職先例

テレビ局、制作会社、レコード会社、プロダクション、フリーランス

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