法学・政治学系統

法の下に統治される、社会の仕組みを学ぶ

広くは国家と国家、中央政府と地方公共団体、国家と市民、そして私人間の関係などを規律するのが法です。法学は、法を体系的に学び、研究する学問です。社会のルールが発達していく歴史や、法として成立するまでのプロセスを学び、法律的なものの見方や考え方を身につけます。政治学は、哲学、経済学などほかの学問からのアプローチも含めて、法を根拠とした立法・行政の成り立ちや法治主義における原則、統治機構などの仕組みを学びます。

法学系学部

法学系の学部では、さまざまな法律についてその歴史、成り立ち、背景、解釈を学び、論理的な思考力や法的な考え方を習得していきます。法学は大きく分けて解釈論と立法論から成り立っています。立法論では、今ある法律が現在の社会に適合したものなのか、新しい法律を作るべきなのかも含めて考察します。また解釈論では、実際の裁判の判例を調べて法律がどういう使われ方をしているのかを検討し、法律の解釈について研究します。

法学

法の理念を理解し、社会全体の規範を考えます。

政治学系学部

政治とは、人々の間にある利害関係を調整し、社会の秩序を維持していくための手法や行為です。政治学では、法・経済・哲学・歴史などの隣接する学問からのアプローチも含めて、法を根拠とした立法・行政の成り立ちや統治機構などの仕組みを学びます。政治学の研究分野には、政治の理論を研究する分野や、政治の歴史を研究する分野、国と国との利害を調整する国際政治を研究する分野などがあります。

政治学

国家における、権力と利害の構造を研究します。

総合政策学系学部

現代社会のさまざまな問題を解決するのが総合政策学の目的です。社会に実際に存在する問題は、いろいろな要素が複雑に絡み合っているため、一つの分野からのアプローチでは解決できません。例えば環境問題では、経済、政治、国際関係、自然科学などが関係します。総合政策学では、一つの学問領域ではなく、あらゆる角度から問題に取り組んでいきます。そのため、理論的な研究よりも、実在する問題の解法を探る実学的な性格が強いのも特徴です。

総合政策学

マーケティング理論を学び、流通や売買のしくみを分析します。