語学・国際関係学系統では、多様な文化に触れることによって国際的な視野を高め、世界を舞台に活躍できる人材を育成します。海外でのコミュニケーションには、その地域の言語を習得することが必須ですが、本当に理解し合うためにはその土地の生活習慣や文化を学ぶ必要もあります。この系統の学部では、言語の習得だけではなく海外の異文化をも学び、これまで知らなかった各地の多様な価値観や民族・宗教独自の世界観への理解を深めることによって、真のグローバル人材を育成します。
外国語学科では、専攻する言語を高いレベルで使いこなし、自在に自己表現ができる能力を習得します。そのために、ネイティブの外国人教師による少人数制のレッスンなどを活用した講義・演習が集中的に行われることが多いです。言語を通して国や地域の文化・政治なども研究して理解を深めます。また日本語学科では、日本語を一つの言語として、その構造や成り立ちを客観的に研究します。日本語を正しく伝える能力や、正確な表現力も養います。日本文学を世界に向けて発信する前に、外国語の能力も重視されます。
日本語の構造や成り立ちを知り、言語として客観的に理解します。
専攻する言語を高いレベルで使いこなし、自在に自己表現する力を修得します。
それぞれの言語の成り立ちや系統、言語同士の関係などを科学的に分析して、言語そのものの本質を探る学問です。また、言語をあらゆる角度から捉え、それ自体の歴史や定義などについての研究をおこなうことによって、その言葉が使われている国や地域の文化を理解することへとつなげます。言語学の研究の方法は、日本語教育分野からアプローチを試みたり、通訳・翻訳の分野から考察したりと、大学によってさまざまです。
言語を科学的に研究し、言語間、文化間の橋渡しとなる。
国際化した社会の中で、さまざまな問題に対処するための知識を身につけ、世界の国々と共生していく道を探る学問です。政治、経済、文化、情報などの観点から総合的に国際関係について学び、さらにそこから、国際社会で起きている諸問題について深く研究します。他国の文化や社会を理解することによって、利害関係にある国家同士が共存できるような方法を探り、国際平和への道筋を考察します。外国との関係を考えるうえで、自国についてもよく理解する必要があります。
多面的な視点から、多文化・多民族の存在を認識し、国家間の理解を目指します。
世界ではますますグローバル化が進んでいます。外資系企業や、商社、貿易会社、航空会社、旅行会社などはもちろんのこと、今後海外にビジネスを展開していこうという企業からも、国際感覚を身につけた人材は注目されると思われます。グローバル化と同時に複雑化する国際社会で活躍するためには、日々移り変わる世界情勢を把握し、自らの知識やスキルをアプデートしていく必要があるでしょう。また近年隆盛な、訪日外国人に対するビジネスなどでの活躍の場も見込めるでしょう。機械翻訳の登場によって、外国の人との意思疎通は格段に容易になりましたが、機械翻訳が人間の会話の微妙なニュアンスを伝えられるようになるまでにはまだ時間がかかるとみられています。とくにビジネスの世界では正確で専門的なやり取りが必要ですので、語学力も引き続き重宝されると思われます。
さらに近年では、アジア系の言語習得が有利と言われています。法律・医療・公務員・メンタルケア・人材派遣など、あらゆる業界での活躍が期待できます。
各種言語教員、商社、通訳、海外営業
外資系企業、訪日外国人向けサービス、観光ガイド
マスコミ(出版・新聞・放送)、外交官、国際公務員
