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社会で起きる多様な現象、集団が作り出す事象を分析する
私たちの生活は、さまざまな組織や集団の中で営まれており、それらが多様な形で接触しあって、社会が形成されています。社会学とはそうした社会の中で発生する現象や、それらの社会現象の起こる原因を、統計やデータなどから分析し、研究する学問です。したがって、研究分野は多岐に渡り、歴史や経済、集団心理など隣接する学問も多いのが特徴です。「観光学」「マスコミ学」「メディア学」なども社会学に含まれます。とくに近年は、IT・インターネットの発達により、情報やメディアに関する理解を深めることも重要視されています。
社会学系学部
社会学の研究対象は人が暮らす社会そのものであり、また社会で起こるあらゆる現象です。たとえば代表的な「社会系」分野では、社会学の基本的な理論に基づき、社会の進化、高度化から発生する社会現象そのものを題材としていきます。また、IT・インターネットの発達により、最近重要視されている「情報・メディア系」分野では、情報機器の発達やSNSの普及が人々の生活・行動とどのようにかかわっているのかなどがテーマになります。「人間・心理系」分野では、学校や会社、地域といったコミュニティ、集団の中での人間の心理と行動に注目します。
社会学
人と社会の在り方から、社会の仕組みを探り、課題を解決する。
観光学系学部
「観光」は世界の巨大ビジネスともいわれており、地域の人と訪れる人の交流を生むだけではなく、経済の活性化を図ることもできます。観光学とは、語学、地理、経営、文化、経済などのさまざまな学問分野を「観光」という観点から学び、研究し、幅広い知識と教養を身につける学問です。観光学系の大きな特徴は、国内や海外へのフィールドワークやインターンシップなどの実地体験の機会が多いことです。理論だけではなく実際に現場へ行って、より実践的なスキルを身につけていきます。
観光学
観光を通じて、地域経済の活性化を考える学問です。
マスコミ・メディア学系学部
マスコミ学では、ジャーナリズムの役割とマスメディアの在り方を研究します。新聞・放送・出版・広報などのジャーナリズムの歴史や仕組み、その役割と可能性、受け手側に与える影響や問題点・課題などについて分析・研究します。メディア学では、テレビや新聞・雑誌、インターネットやSNSなど、伝達ツールとしてのメディアを研究対象とする学部のほか、コンピュータグラフィックスなどを駆使した映像作品、ゲーム、アニメーションなどのデジタルコンテンツを中心に扱う学部などがあります。
マスコミ学
様々な媒体を使った情報発信の意義とマスメディアの在り方を考察します。
メディア学
テレビ・ラジオから紙媒体、SNSまで、通信手段の特質を学びます。
社会学系統の特性
観光学系学部では幅広い視点から観光について研究するため、ほかの業種へ就職する学生も多く、観光業界に就職するのは3割から5割であるといわれています。レジャー、エンターテインメント系の職種や地方の活性化にかかわる仕事、広告代理店などへの就職も多く見られます。観光業界は、新型コロナウイルスの感染拡大によって大きなダメージを受けました。観光産業の回復を図るため、政府も助成などの対策を立てていますが、今後は、インバウンドに依存しすぎないなど、業界全体の運営の見直しが必要となるでしょう。また、マスコミ業界は、ソーシャルメディアの普及率の上昇などにより、テレビや新聞の影響力が相対的に低下するなど、変革の時期に来ていると言えます。ソーシャルメディアと上手に共存し、よりユーザーのニーズに応えられるようなジャーナリズムのあり方を模索していく必要があると思われます。
社会学系統の就職先例
社会学系学部
マーケティング、IT系(SNS・コミュニケーション系)、データサイエンティスト、公務員
観光学系学部
レジャー産業、旅行代理店、航空・運輸会社
マスコミ学系学部
放送局、制作会社、出版社、編集プロダクション