その他

農耕地や漁獲地など、土地と密接な繋がりを持って作物や漁獲物を産み出す産業は、第一次産業としてカテゴライズされています。高齢化による人手不足、昨今の気候変動、品種の知的財産について、価格の高騰、国際的な乱獲など課題は多いですが、若年層の後継者の育成、新規参入者の勧誘など様々な方策がとられています。

その他の職業

農業の法人化が大幅に規制緩和され、新しい地域創生ビジネスも次々と誕生しています。キーワードは「六次産業化(生産→加工→販売の一本化)」「競争力の強化(ブランド化・高品質化)」が挙げられ、物流の効率化により価格高騰を抑えながら、高品質の農産品を作ることに力が注がれています。

漁業の世界も、経済発展を続ける近隣国との競争に晒されています。各国のニーズ増大や漁業技術の進歩による水産資源の減少と、それに伴う価格高騰など課題は多いですが、各漁業者とも様々な取り組みを通して、将来を見据えた業界の維持・発展を目指しています。

産業として使用する森林の維持には、多くの工程が必要です。苗木を植え、下刈り、枝打ち、除伐、間伐を行うなど、商品として成立させるには労力がかかります。従事者の高齢化と気候の不全による災害などが大きな課題ですが、これに対し、林野庁もスマート林業を補助・促進しています。