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ゲーム・CG・WEBのしごととは?
コンピュータによる表現力の可能性を追求し、さまざまな映像作品を制作するゲーム・CG・Web系。スマートフォンやタブレットの普及により、CGやゲーム、Webは人々にとってより身近なものとなり、市場は非常に安定しています。
とくにゲーム業界についてはコロナ禍による巣ごもり傾向だけでなく、端末と通信環境さえあれば場所を選ばずプレイできるゲームが続々と登場していることなどが人々のニーズに合致しています。そのため、ゲーム業界全体の売上は右肩上がりとなっています。
ゲームクリエイター
ゲームクリエイターは、ゲームを制作する仕事全般を指す言葉で、おもに以下の職種があります。
ゲームデザイナー
ゲーム制作全体に携わり、自分の考えたゲームを世に送り出す、ゲームの監督といえる職種です。最初にゲームの企画を立て、その企画をもとに仕様書を作成し、システム、ストーリー、キャラクター、音楽など各分野の担当者と話し合い、ゲームを完成形に近づけていきます。
ゲームプログラマー
ゲームの仕様に従い、C#やJavaScriptなどのプログラミング言語でプログラムを打ち込み、ゲームのシステムやキャラクターに動きをつけ、グラフィックや音楽などの要素と一つに組み立て、ゲームを実際に遊べる形に仕上げます。
ゲームテスター・デバッガー
完成前のゲームをテストプレイしプログラムの不具合(バグ)を発見したり、ゲーム中の誤作動がないかチェックし報告するのがゲームテスター、その報告を元に修正するのがデバッガーです。
ゲームグラフィッカー
キャラクターや背景などといった、ゲームのCGを専用のグラフィックソフトで制作します。ゲームグラフィックには、ドット絵などの2DCG、ポリゴンを用いて三次元の仮想世界を構成する3DCGがあり、現在は3DCGが主流となってきました。
ゲームサウンドクリエイター
クライアントやゲームデザイナーなどの指示に従い、場面の雰囲気に合わせたBGMや効果音などを制作します。
ゲームシナリオライター
RPGやアドベンチャーなど、ストーリー要素のあるゲームのシナリオを制作します。全体の構成をきちんと立て、それに沿って話の流れや登場人物のセリフ・行動を決めて執筆します。
ゲームキャラクターデザイナー
ゲームに登場するキャラクラーをデザインします。デザイナーの描いた絵をもとに、ゲーム内でのキャラクターの役割や性格などが伝わるデザインを作り上げます。
仕事につくにはチャート
CGデザイナー
CGはコンピュータグラフィックスの略で、CGデザイナーはコンピュータを使った図形処理、画像表現を行います。映画やテレビの映像制作、グラフィックやイラスト、パターンなどのデザイン、建築、インテリア、自動車、飛行機など、設計やインダストリアルデザインの幅は広いです。最近はCG技術の発展により、仮想物体を現実世界に映し出すAR、仮想現実に人間が入り込むVRなどの技術が生まれ、CGの需要は高まっています。
CGデザイナーになるには、映像制作会社やゲームソフト開発会社などへ就職する例が多いです。対象となるCGによって学習内容は多少異なりますが、専門学校のデザイン・CG学科、大学や短期大学の美術系学科で、造形感覚や色彩などの知識を学んでおく必要があります。また、CGの動きはプログラミング言語によって命令するため、プログラミング知識も必要です。
平均年収
デザイナー:433万円
(令和元年度 賃金構造基本統計調査 厚生労働省)
Webデザイナー
Webデザイナーは、プログラムや画像、アニメーションや音楽などを組み合わせ、Webサイトをデザインする職業です。ホームページを作成するにあたり企画や基本設計を手がけ、さらにWebサイトを訪れた人が見やすく、使いやすいデザインに仕上げることが求められます。
スマートフォンやタブレットの普及により、インターネットがさらに利用しやすくなりました。そのため、ホームページを利用することはパンフレットやポスターと同じくらい一般的となっています。
Webデザイナーになるには、大学・短大の美術・芸術・デザイン系学部や学科、専門学校のデザイン系学科・コースにて、専門的な知識を学んでおくと有利です。いまやWebページは広告や宣伝などに欠かせないものとなり、Webページのデザインに関する需要は高まっています。
平均年収
デザイナー:433万円
(令和元年度 賃金構造基本統計調査 厚生労働省)