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IT・情報処理のしごととは?
現代のインターネットの発達により、さまざまな分野において欠かせないものとなったIT・情報処理系。サービスや製品、医療、教育など生活の全ての面で関わってきます。活躍の場はIT業界だけにとどまらず、全ての業界に関わるといっても過言ではありません。
「プログラマー」「システムエンジニア」は、スマートフォンのアプリケーション・パソコンソフトやWebページなど、ソフトウェアの開発にかかわる職業です。
「データサイエンティスト」はビッグデータを分析し、ビジネスに活用できる知見・情報を引き出す専門家です。巨大なデータ集積の中から特定のトレンドや動きを見出し、事業の将来性や市場変化の予測をします。
「AIエンジニア」は人工知能AIをどのように動かすのか、ロジックを考える専門家です。
「ネットワークエンジニア」は企業内や組織間で使用されるコンピュータのネットワーク環境の設計・構築・保守・管理などを行います。
プログラマー
プログラマーは、ゲームやスマートフォンアプリ、パソコンのソフト、業務用システムなどのソフトウェア、検索・入力などさまざまな機能を持つWebサイトのプログラムを、プログラミング言語を用いて作成する職業です。システムやソフトウェアの設計を中心に行うのはシステムエンジニアですが、システムエンジニアとの区別は会社によるところが大きいです。
プログラミング言語に関する知識習得はもちろんですが、ソフトウェアやWebサービスは日に日に進歩しています。そのため、常に新しい技術やプログラミング言語を学んでいく必要があります。また分業化も進んでおり、「ベトナム」「ネパール」「フィリピン」などの海外拠点と、国際的に連携する案件も増えています。
平均年収
プログラマー:425万円
(令和元年度 賃金構造基本統計調査 厚生労働省)
仕事につくにはチャート
システムエンジニア
情報化の進む現在、企業は膨大な情報をコンピュータで管理し、書類作成やデータの集約などの業務をコンピュータに搭載されたソフトを使って行います。システムエンジニアは、業務を円滑に進める能率的なコンピュータシステムを企業に提案し、開発に関する一連の業務を行います。
クライアントとなる会社の現状を調査・分析し、必要なシステムの設計とフィードバック・稼働などをおこないます。
システムエンジニアの活躍の場は幅広く、パソコンのソフトウェアやスマートフォンアプリの開発会社、業務システム開発会社などが中心ですが、最近は物流や人材派遣、建設、貿易などと様々な業界でも人材が求められています。経験を積み重ねた後は、IT関連事業のプロジェクトマネージャーやコンサルタントとして他の業務に携わることもあります。
平均年収
システムエンジニア:569万円
(令和元年度 賃金構造基本統計調査 厚生労働省)
仕事につくにはチャート
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、IPアドレスの管理やルーターの設定などを行う、ネットワークの構築・運用において、中心的な役割を果たす職業です。インフラエンジニアとも呼ばれます。
ネットワーク構築の際は、パソコン上での操作や実際にネットワーク機器に触れて設定作業を行います。関連機器の導入や設定、OSのネットワーク機能や各種サーバ機能のセッティングはもちろん、実際に構築したネットワークシステムに不具合がないかなど、日々の監視業務も行います。
仕事につくには特に資格は必要ありませんが、情報処理技術者試験(国家試験)の区分の一つである「ネットワークスペシャリスト試験」など、ネットワークエンジニア系の検定や資格をクリアすることで、技術者としてのスキルが認められます。