【学費】進学後の生活費用

【学費】進学後の生活費用

進学後の生活費用

生活にかかる費用は節約により抑えられる傾向
希望の就職を果たすための就活費用にも注意

生活環境で費用に違いが出る!

生活用品購入費用平均額

<自宅生>86,100円
<下宿生>305,800円

住まい探し費用平均額

<下宿生>240,400円

(全国大学生活協同組合連合会「2023年度 保護者に聞く新入生調査」より)

住まい探しの費用は計画的に

進学先が決まり、進学後の生活費用を考えた時、みなさんが学校に自宅から通うか、それとも下宿して通うかでその費用は変わってきます。

まず、下宿生の場合、住まい探しの費用が必要となります。表1では、下宿生の住まい探しの費用の内訳を2022年と2023年のデータで比較しています。新生活を始めるための準備金の大半を占める住まい探しの費用は、ここ数年増加傾向にあります。下宿先が遠距離になる場合は、引っ越しにかかる費用も無視できませんが、レンタカーを使い、家族や知り合いに頼み自分で引っ越しを行う人もいます。

住まい探しでは、引っ越し先を探すための交通費及び宿泊費・滞在費と、契約時の初期費用(敷金・礼金・仲介手数料など)が必要になります。地域や物件により異なりますが、部屋を借りる初期費用としては、目安として敷金・礼金がそれぞれ家賃1~2ヶ月分、仲介手数料(※仲介手数料は原則家賃1ヶ月分)、前払い家賃1ヶ月分とし、合計で家賃の4~6ヶ月分は用意する必要があると言われます。

【表1】下宿生の住まい探し費用の内訳(平均)

 
 
2022年 2023年
交通費・宿泊費等 46,600円 44,200円
礼金、敷金等 220,600円 211,500円
引越代・荷物の送料 43,500円 42,900円

※前家賃、仲介手数料含む
(全国大学生活協同組合連合会「2023年度 保護者に聞く新入生調査」より)

アパート賃貸の初期費用例

  • 敷金・・・100,000円
  • 礼金・・・100,000円
  • 前家賃・・・50,000円
  • 仲介手数料・・・50,000円
  • 火災保険料・・・10,000円
  • 鍵交換費・・・10,000円

合計:320,000円
(家賃50,000円、敷金・礼金2ヶ月の場合)

表2では、新生活用品の購入率を示していますが、下宿生が新生活を始めるにあたり、準備費用の割合が高いものは、家電製品や家具の購入費用です。家具は全て購入する人もいれば、自宅から持ち込む人もいるようです。

【表2】下宿生の新生活用品の購入率

入学後の生活費はどのくらいかかるの?

1年間にかかる生活費は?

<自宅通学生>約772,080円
<下宿生(一人暮らしなど)>約1,530,000円

(第59回学生の消費生活に関する実態調査(2023)より)

1年間にかかる生活費をみると、自宅通学生と下宿生では倍近くの差があります。最近の学生の仕送り額は減少傾向にあります。そのため、奨学金やアルバイト代で収入を増やすなどし、収支のバランスを考える学生も多くいるようです。新生活を始めてから必要な物が出てくる場合があるので、新生活のスタート時は、必要最低限のものを用意し、今後の出費に余裕を持たせるのもいいのではないでしょうか。(「2023年度 保護者に聞く新入生調査」参照)。

下宿先にはどんなものがあるの?

自分に合った住まい探しをしよう

下宿生活を送る多くの学生は、民間不動産会社で賃貸住宅を契約したり、大学生協を利用して、大学近隣の部屋を探しています。その他にも、大学が運営する学生寮や、育英会が運営する県人寮、あるいは学生会館や学生マンションなど、さまざまな形態があります。これらは一般の賃貸物件よりも安全性が高いのがメリットです。

下に、「学生寮」「学生会館」「学生マンション」の特徴を簡単にまとめてみましたが、最近では一般の賃貸物件でも学生の利用を前提として設備を充実させている物件も多くなっています。それぞれのメリットを見つけて、自分に合った住まいを探してみましょう。

学生寮

各大学が運営する学生寮は、キャンパス内にあるというケースもあり、通学の利便性も高いのが特徴です。同じ大学の学生が住んでいるため、情報の共有ができることがメリットといえます。

学生会館

学生だけが入居できます。管理人が常駐していて、多くの場合、食事や家具・家電がついているのが特徴で、寮のように共用施設が充実しています。

学生マンション

入居者を学生限定にしている物件で、女子専用マンション・フロアもあります。また、セキリュティサポートが充実しています。基本的には門限はなく自炊の生活になるので、自分のペースで一人暮らしがしたい人におすすめです。

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