自宅近郊の会場で、遠隔地の大学、専門学校が受験できる入試制度。
「地区入試」・「地方入試」と呼ばれるこの制度は、私立大学・専門学校から国公立大にも広がり始めている便利な制度です。
時間的にも金銭的にも節約できて、慣れた地元で受験できる入試方法、遠隔地の志望校を受験したい人はぜひ活用してみましょう!
地区入試・地方入試を実施しているおすすめの学校
地区入試・地方入試を詳しく知る
地区入試・地方入試とは?
実施校増加中!
メリットだらけの地区入試・地方入試とは?
志望校現地での入試
- 経済的・時間的コストの発生
遠隔地の学校での受験は、交通費・移動時間・宿泊費などがかかります。 - 複数校への受験は、移動調整が難しい
1~2日の日程が空いて、同じ都市の学校を受験する場合、連泊の必要も出てきます。 - 不測の事態への対応が難しい
慣れない土地でひとりで行動するため、交通機関の遅れや天候、健康状態の急変に、家族のバックアップが受けられない場合が出てきます。
地区入試・地方入試
- 経済的・時間的コストの節約
地元で受験できるため、移動・宿泊費や移動に伴う時間などのコストが節約できます。 - 日帰り+αで受験できるので、移動調整も楽
少なくとも一校の受験にかかる時間が短いので、スケジュール調整も楽です。 - 慣れた土地なら、不測の事態への対応も楽
天候や体調の急変などでは保護者の支援も受けられ、代替交通機関の選択も迷いません。
受験生・家族の負担軽減!
入試方法
各大学・専門学校が行う「入試方法」とは?
入試形態
- 主に一般選抜で行われる
主に一般選抜で行われますが、学校推薦型選抜、総合型選抜でも行われる場合もあります。 - 国公立大学や共通テスト採用校について
従来、共通テストは最寄りの会場受験+二次試験は現地キャンパスで行われることが多かったのですが、最近は国公立大学の二次試験でも地方会場を設けることが増えています。また試験方式によって会場を変える場合もあります。 - 全ての学部で地方会場を設けるわけではない
同じ大学でも学部によって、地方会場を設けるかどうかは対応が異なります。
試験会場
- 各地にキャンパスを持った大学
キャンパスが分散している場合、それぞれのキャンパスに試験会場を置く場合があります。 - ホテル・ホール
ホテル内の会議場や大型ホールなどを借り切って使用する場合があります。スペースの都合上、別室での受験ができない場合もあります。 - レンタル会議室・その他
中小規模の地方会場の場合、各種の「レンタル会議室」などを利用して行う場合があります。
コスト比較
A大学B学部に大学キャンパス所在地【東京】で受験の場合
受験料35,000円
交通費21,620円
仙台東京往復やまびこ自由席(市内移動500円含む)
宿泊10,000円
ビジネスホテル1泊
66,620円
A大学B学部に地区入試を使い、地元【仙台】で受験の場合
受験料35,000円
市内交通費500円
仙台市営地下鉄
35,500円
イベント開催等の混雑に備え、宿泊はなるべく早い時期の予約をお勧めします。
ただし、同県内都市の会場でも、盲点があります。
それはアクセス性の問題による、体調、コンディションへの影響!
例えば、気仙沼市在住のサトウさんが【仙台会場】で受験の場合
受験料35,000円
交通費9,900円
気仙沼仙台往復やまびこ自由席+JR
44,900円
しかし気仙沼~仙台間は、一度岩手県の一関までJRで行き新幹線に乗り換え、所要2時間以上。地域によっては交通機関の接続性の問題もあります。受験には万全の体調、コンディションで臨みたいもの。
体調低下や遅刻のリスクを考えて、前日夜に仙台で一泊も検討してみましょう。それでも東京での受験よりも、金額的にも安く、精神的にもリラックスできます。
Q&A
- 地区入試・地方入試はどのように申請しますか?
- 通常、願書提出やWeb出願時に受験地を選択します。多くの場合は居住地に関係ありませんので、併願の調整によってキャンパス所在地や居住地とは違う場所も選択できます。
- 同じ学部を、2か所で受験することはできますか?
- もし日程が違う場合、大学などによっては2か所で受験できることもあります。ただ各大学によって対応は違いますので、必ず最初にご確認ください。
- 地区入試・地方入試開催校を探したいのですが?
- 地区入試・地方入試は、サテライト入試、学外入試などと言われることもあります。そのワードで調べてみましょう。