学部・学科・コース
社会学部
学べること
社会学部は、家族などの小さな集団から学校、企業といった社会の集団、そして民族や国際社会といったグローバルな視点での集団を研究対象とする学部です。
社会全体が研究対象のため、テーマは広範にわたりますが、特に、人と人との関係に焦点をあてて「心理」「臨床心理」といった視点から社会を研究する「人間心理学科」、日々の生活や遊び、観光といった文化や、行政と一体となって行うまちづくりや環境保全活動といった社会の実地体験を重視して研究する「現代社会学科」、企業活動に焦点をあてて企業経営の基礎を学びファッションやスポーツビジネスを研究する「経営社会学科」の3つの学科があります。
学科・コース
人間心理学科
<心理学を学び、生活や仕事に役立てる>
心理学に関する基礎的な理論、調査・研究手法を身につけ、基礎心理学・社会心理学・発達心理学・臨床心理学などの研究分野から、人間の心への科学的なアプローチを学びます。
3年次に、自分自身の興味・志向や卒業後の進路などから「公認心理師コース」「心理学調査・実験コース」「教養心理学コース」のいずれかを選択。実験や実習などを通して、人間・社会に関わる専門的な研究に取り組みます。
心理学を学ぶ姿勢として、意識しておきたいのは「人間の心や行動に興味関心を持つこと」。そして「科学性と客観性を重視し、ものごとを分析的・論理的に考えること」です。自らの興味関心を基点にしながらも、主観や思い込みを離れて探究する、科学としての心理学を楽しみましょう。
現代社会学科
<現代社会を知り、解決に主体的に取り組む>
社会学を基盤にした基礎的な知識とフィールドワークの調査手法を身につけ、多様な研究領域から社会の課題解決にアプローチ。「現場で学び、問題に切り込んで常識を疑い、解決策を提示する」という一連の流れを重視しています。
「地域社会(ひと)」「資源(モノ)」「制度(しくみ)」という3つの視点から現代社会を捉える力を養うとともに、実際に現地を訪れて調査・研究を行う「フィールドワーク」で、調査力・発見力・考察力・マネジメント力・解決力を身につけます。
3年次には文化人類学・民俗学・環境学・観光学・博物館学・スポーツ社会学など10の研究領域から、興味関心に合ったゼミナールを選択し、自分自身の研究テーマを探求します。
経営社会学科
<いきた経営を学び、リアルな仕事力を身に付ける>
経営学の基本的知識と実務スキルの基礎を身につけ、職業に直結した6つのコースで専門性を高めます。各分野に共通して必要な知識を身につけるため、経営学、会計学、商学、経済学の基本理論を学びます。
2年次からはそれぞれの興味や関心・志向に応じて各コースに分かれ、「演習・実習」科目などでの実践を通して、経営的なマインドを育成します。経営やプロスポーツなど、各業界での現場経験を持つ教授陣が、専門的な学修をサポートします。
産業や企業のしくみと実態、現実の動向を捉える経営学的視点、さらには実社会が求める論理性と戦略的思考を養成していきます。
メディアコミュニケーション学部
学べること
メディアコミュニケーション学部は、現代を生きる私たちに欠かせないツールでもあるメディアを主として研究対象とする学部です。インターネットや携帯電話、スマートフォンなどの急速な普及によりメディアそのものが変革を迫られています。メディアは情報化社会を支える存在であると同時に、今では一人ひとりが情報を主体的に発信する手段として大きく変容しています。
そのメディアから満ちあふれる情報を正確にとらえ、的確に伝える力を備え、マスメディアに焦点をあてて研究する「マス・コミュニケーション学科」、情報コンテンツの制作技術、コミュニケーションスキルの修得と異文化を研究する「情報文化学科」、多様化するメディア環境のなかで、メディアを活用しつつ、子どもの健全な成長を導くことができる保育・教育を研究する「こどもコミュニケーション学科」の3つの学科があります。
学科・コース
マス・コミュニケーション学科
<実践的な授業で、メディアに関わる仕事をめざす>
メディア学とコミュニケーション学の理論を軸にマスメディアについて学び、14のテーマで展開する「演習・実習」科目では、各メディアに関わる実務的なスキルを学びます。それぞれのテーマは「コミュニケーションビジネスコース」「ジャーナリズムコース」「エンターテインメントコース」の3つに紐づけられており、1年次から横断的に学ぶことで、多様な視点を身につけることができます。
3年次にはゼミナールを選択し、自分自身の研究テーマに取り組みます。テレビ、新聞、雑誌、映画、広告・広報、PR・イベント、マーケティングなど、各業界での現場経験を持つ教授陣が、マスメディアでの実務を体験できるカリキュラムでの学びをサポートします。
情報文化学科
< ICTと英語を使いこなすスペシャリストになる>
「情報」と「国際」を2つの柱にしたカリキュラムで学び、ICTと英語を媒介としたコミュニケーション力を育成します。
2年次からは、資格取得に直結する3つのコースに分かれて専門的な学びを展開します。「情報システムコース」では情報処理技術を基礎にプログラミングやシステム開発などの知識や考え方を身につけます。「情報デザインコース」ではマルチメディアの知識を基礎にウェブデザインやグラフィックデザインの力を磨き、アプリ開発や3DCGなどの技術と考え方を身につけます。「国際コミュニケーションコース」は国際言語としての英語を実践的な場で活用できる能力と異文化理解を重視し、グローバル社会で活躍できる力を身につけます。
こどもコミュニケーション学科
<子ども教育のスペシャリストになる>
保育士資格と幼稚園教諭一種免許状の両方を、卒業時に取得することができます。保育学と幼児教育学を中心とした理論を講義などの座学で学び、実技科目では「歌う」「演奏する」「演じる」「つくる」に関わる4つのスキルを身につけます。
そして実習科目では、座学と実学を結びつけ、学内外での実践を通してしっかりと学びを身につけます。子どもや保護者・地域社会と、状況や場面に応じたコミュニケーションを行う力を養う科目や実習、入学時に貸与されるノートPCを活用したメディア科目も充実しています。
部活動と学修・資格取得を両立しやすい時間割や、男子学生も2割程度いることも特徴です。