学部・学科・コース
工学部
学べること
工学部では、幅広いものづくり産業の基盤となる高機能な技術開発に貢献する人材育成をめざしています。大切なのは、スペシャリストとして自らの専門領域を突き詰める一方で、社会の課題解決に向けて多様な知見を融合させ、複合的・多角的にアプローチできるジェネラリストとしての資質を磨くこと。実社会に目を向ければ、機械×自動車×環境・電気×IT・化学×生物など、複数の専門分野の知見を結集させることで、次世代の新たな技術展開につながるからです。そのため初年次より各専門分野を横断的に学べる機会を設けています。
学科・コース
機械工学科(2024年度4月改編)
高い専門性と豊かな感性を育み、これからの技術革新を生き抜く技術者へ
ロボットやEVカーといった最先端のものづくり、それらのものづくりを支える製造技術や新素材の開発、そしてより良い未来をつくるための環境保全や新エネルギーの課題まで。機械工学科と一口に言っても、その領域は「ものづくり」を中心として色々な分野に広がっています。「これまでにない何かをつくりたい」「自分のアイデアでより良い製品を手掛けたい」というアイデアや理想を豊かに育みながら、求められる高度な技術や知識を磨いていく。機械工学科では3つのコース(履習モデル)で、一人ひとりの目標に合わせた力が身につく環境を用意しています。
電気電子情報工学科(2024年4月改編)
情報通信、半導体、エネルギーなど、現代の産業と暮らしを支える技術を学ぶ
人々の暮らしや産業の根幹を支える情報通信技術、あらゆる機器に活用されているスマートフォンやパソコンをはじめとして自動車やロボットなど先進的なものづくりに欠かせない半導体や電子デバイス。世界の大きな課題であるエネルギーや電力機器などを中心として、電気電子情報技術は現代社会に欠かせない技術のひとつです。人工知能や次世代コンピュータといった最先端技術にも携わる将来性に満ちた領域で学んだ人材には、ありとあらゆる分野の産業界から高い期待が寄せられています。
応用化学生物学科(2024年4月開設)
物質や生物・生命の仕組みを解き明かし、新たな発見で社会をより豊かにする人へ
化学の力で工業製品や医薬品などが開発され、私たちの暮らしを豊かにしています。生物も連続する化学反応によって命を紡いでおり、このしくみを理解し応用することで私たちの健康や医療、地球環境の改善に大きく役立てることができます。また、生命の中にひそむ未知のしくみを発見すると未来を拓く新しい価値を創造できます。応用化学生物学科は物質そのものを探求する化学的な知識と生命のしくみを多角的な視点で解き明かすバイオテクノロジーの知識を併せ持つ、未来の社会に貢献できる実践力のある研究者・エンジニアを育成します。
情報学部
学べること
近年は「Society5.0」と呼ばれる超スマート社会に向け、各種センサーデータの収集と解析や、AIを用いた深層学習の活用が活発化する中、急速に情報技術者のニーズが高まっています。情報学部では、ソフトウェア開発やネットワーク構築、セキュリティ管理、コンテンツ制作、ハードウェアシステムの設計といった領域で活躍し、生活を豊かにするシステムの開発や、新たなサービスの創造をとおして世の中を発展的に変革していく高度情報技術者を育成します。
学科・コース
情報工学科
進化を続ける情報化社会を支える、プロフェッショナルとなるために
情報工学は、あらゆる産業や私たちの暮らしに欠かせない技術となっています。ビジネスや生活に限らず、医療福祉、エンターテインメント、地域創生、社会課題の解決などさまざまな場面で活用が進み、その技術は用途に応じて細分化され、それぞれのスタイルで進化を続けています。縦横無尽に広がるそんな情報工学の世界で活躍するために欠かせないのが、「揺るぎない基礎力と柔軟な応用力」を身につけることです。本学科では基礎力を徹底的に鍛えることを第一に、資格取得を含めた一人ひとりの専門性の獲得を支えます。
情報ネットワーク・コミュニケーション学科
世界中の暮らしと産業をつなげる、快適で安全なネットワークを創造する
コンピュータ同士をつなぐ情報ネットワーク技術は、WebサイトやSNS、オンライン会議や授業、動画配信、eスポーツなど、人々の生活の中に幅広く浸透しています。さらに、クラウドコンピューティングやさまざまな機器をネットワークに繋ぐIoTにより、医療や金融、交通、電力、教育など、あらゆる産業にさらなる発展をもたらすと期待されています。本学科ではネットワーク上での人、社会、システムの相互間のコミュニケーションに関する研究を行い、コンピュータとネットワークの両方の技術を身につけた、今一番社会が求めているエンジニアを育成します。
情報メディア学科
専門知識とクリエイティブセンスを、兼ね備えた次代の表現者となる
進化するVR技術やアートとITを融合した次世代コンテンツなど、インターネットメディア、CG、アニメーション、ゲーム、音楽に加え、メディアアートの世界には多彩なコンテンツが誕生し続けています。そんな世界で活躍するクリエータ/エンジニアとなるための、“工科系大学ならではの工学的な知識・技術”と“クリエイティブセンス”を身につけられるのが、情報メディア学科の特徴。ITの基礎からスタートし、映像制作、CG制作、音楽制作まで、多様なメディアを体験的に学ぶカリキュラムを導入しています。
情報システム学科(2024年4月開設)
人々の生活や働き方を進化させる、情報技術の新たな活用方法を探究する
情報技術をどのような場面で活用し、どのように人々に貢献していくのか。情報技術を広く学ぶだけではなく、「社会での活用方法」に注目して、人々の生活や働き方への応用を模索するのが、情報システム学科の大きなポイントです。システムやロボットといっても、その活用方法は医療福祉・生産現場・教育など多様なフィールドに広がっています。情報技術の基盤であるソフトウェアに加えて、ハードウェアも合わせて学び、プログラムでモノを動かすための知識を習得。人々が求めるテクノロジーを、社会で実現する力を身につけます。
健康医療科学部
学べること
健康医療科学部では、さまざまなアプローチで医療を支え、人々の健康や命を支えていく有為な人材を育成します。患者の心と体に寄り添い、生涯成長し続けるための資質と能力を持ち、地域社会の医療充実に寄与できる「看護師・保健師」、様々な業界で活躍するために必要な実力を持った「管理栄養士」、そして、透析のほか、コロナ禍で注目された人工呼吸器やエクモ(体外式膜型人工肺)で医療に貢献する「臨床工学技士」の国家資格取得に向け、各学科で専門的なスキルを磨きます。また、3学科が連携したプログラムにより、他職種の役割についても理解を深め、将来の「チーム医療」に不可欠な医療人としてのマインドや視点、知識を養う多職種連携教育を推進します。
学科・コース
看護学科
地域医療機関との連携のもと、看護実践力と豊かな感性を身につける
少子高齢化により、地域における医療福祉の拡充をめざす「地域包括ケア」の重要性が向上。さらに災害医療や情報通信技術の活用など、看護師にはこれまで以上に多様な能力が必要とされています。そういった社会の看護ニーズに応えるため、看護学科では2022年度にカリキュラムを刷新。連携力や思考力を高めるための科目や工科系大学の強みや特徴を活かした科目、大規模災害時の看護を学ぶ科目などを設置しました。次代の看護師を育成すべく、幅広い学びと丁寧な指導を通して、一人ひとりの看護実践力を磨いていきます。
管理栄養学科
高い専門性と+αのスキルを身につけ、幅広い世界で活躍する管理栄養士へ
「食」の観点から人々の健康や暮らしや医療現場を支える栄養士・管理栄養士をめざすのが、管理栄養学科の学び。求められるのは調理の実技や食品開発におけるクリエイティブな能力に加え、栄養学を科学的にとらえ、健康に関する課題を発見・解決する「科学的センス」です。高校での化学や生物の学びに不安がある学生でもしっかりと成長できるよう、高校の内容から遡って学べるカリキュラムを設定。「理系の学びに強い」工科系大学ならではの最新鋭の学習・研究環境が、将来を切り拓く力を磨く舞台となります。
臨床工学科
医学×工学の力でチーム医療を支える、医療機器のプロフェッショナルをめざす
人工呼吸器、人工心肺装置、血液浄化装置に代表される生命維持管理装置の操作、点検保守を行い、医療現場の一員として「チーム医療」を支えるのが臨床工学技士の役割です。高度化・専門化が進む医療機器に対応する工学的知識、そして人体の構造と機能や疾病への理解といった医学的知識を兼ね備えた人材が、多くの医療現場で必要とされています。臨床工学科では国家試験合格のためのサポートはもちろん、知識と実践力、チームで協働するためのコミュニケーション能力など、現場で活躍するための多様な力を高める環境を用意しています。