在校生・先輩メッセージ
カンサイビヨウセンモンガッコウ
在校生・先輩メッセージ
岩城 仁さん
美容学科 / 2017年卒 /
『GOALD 渋谷神南店』勤務
小学生の頃から美容室に通い、美容師の仕事の魅力を感じてきた岩城さん。高校生時代に巻き起こったメンズサロンブームが、彼の夢をさらに加速させた。東京の有名サロンで働く自分を明確にイメージし、数ある専門学校の中で最も“自由さ”を感じたKANBIに入学。卒業後は念願だったサロンへの就職も果たした。努力で次々と夢を叶えてきた岩城さんだからこそ、美容師をめざす高校生に伝えられる言葉がある。「美容学校に入るとか、美容師になるとかは、ただの選択に過ぎない。その道で後悔しないほどの努力を重ねて、初めてその選択が正解になるんです。皆さんの本気を応援しています」。
■この仕事や研究の魅力・やりがい
東京・渋谷を中心に名古屋や京都にも店舗を展開する『GOALD』は、人生を変える “メンズヘア整形サロン”がコンセプト。骨格やお顔立ちに合わせ、お客様が最も魅力的になるスタイルを提案しています。現在は渋谷神南店でサロンワークを行いながら、全店舗のマネジメントや外部向けセミナーの講師、スタッフを指導する“教育者”など幅広い役割を担当。さらにテクニカルチーフとして、スタッフだけでなく自分自身の技術の追求も忘れてはいません。「今まで通ったサロンの中で、丁寧さも仕上がりも一番でした」。お客様のそんな評価が最高に嬉しいから、“その方のために何ができるか?”を常に考え、人と美容師、両面の成長を大事にしています。
■業界ココだけ話!
数多くの役割をこなす僕には、さまざまな仕事のこだわりがあります。例えば、スタイリストの立場で大事にしているのは徹底的なカウンセリング。悩みや希望を理解するだけでなく、ご本人が見えていないコンプレックスまで伝えることで、説得力のあるスタイルをご提案していく…。お客様にとって「自分より、自分をわかってくれている美容師」でありたいんです。また、育成する側として心掛けているのは、後輩がまだ見ぬ景色を、僕たちが見せてあげること。努力と経験を重ねた先にある美容師の未来を知ってほしいからです。自分のいる世界が後輩のモチベーションとなるよう、僕もまた学びと挑戦を一生続けていくつもりです。
■これからかなえたい夢・目標
僕は何かに挑む時、常に自分の実力以上のことを設定します。そうでないと面白くないし、新たな成長もつかめない。レベルの高い挑戦を続けた先に、人生のあらゆることを自由に選択できる美容師であれたら…と願っています。思えばKANBI時代も、先生方の指導を参考に最も成長できる方法を自分なりに考え、その答えを信じて練習と向き合いました。個性を尊重してもらえたあの2年間が、きっと僕の原点になっているのだと思います。このほかにも、スタッフそれぞれの夢の一歩をつくる存在になる…など、美容師としての夢や目標は尽きることはありません。常に大きな理想を求め続けて、僕の人生の“意味”を深めていきたいですね。
松留 優香さん
美容学科 / 2021年卒 /
『LECO』勤務
実はKANBI入学前に松留さんがめざしていたのはヘアメイクの道だった。しかしモデル役を務めた1年次のインテリジェンスセミナーで、自分の魅力を引き出してくれた美容師のカット技術に感動。技術への追求を始めるきっかけにもなった。そんな彼女も現在は、人気サロンの美容師としてインテリジェンスセミナーで技術を披露する立場だ。「先日も『LECO』の代表である内田とともに、カットやスタイリングの講師を務めさせてもらいました。今までずっと見てきた側だったから、自分があの舞台に立った時は熱いものを感じましたね」。
■この仕事や研究の魅力・やりがい
『LECO』でメインアシスタント兼ジュニアスタイリストを務める私は、目標のスタイリストまであと一歩。昇格試験の一環としてサロンワークと並行しながら、100人のカットモデルへの施術も続けています。その両方で大切にしているのは、サロンでの時間を心地良くするお客様ファーストの姿勢。担当したお客様から「昇格後もまたあなたにお願いするわね」と笑顔で言っていただくと、ますますヤル気が湧いてきます。また、入社1年目からコンテストにも力を入れていて、『STAR AWARD 2022』ではアシスタントとして唯一ファイナルに進み、準グランプリを受賞。同じお店の先輩と1、2フィニッシュを決めた最高の瞬間でした!
■学校で学んだこと・学生時代
コンテストの実績でKANBIを選んだくらい、学生時代の私は1年次から結果にこだわるタイプでした。私より経験のある先輩と競う時も、1年の差を埋めようととにかく練習や作品づくりに没頭。先生が練習用のウィッグをたくさん用意してくださるなど、KANBIの力強いバックアップ体制も励みになりました。初めて人頭カットに挑んだ1年次の全国コンテストでは、なんといきなり表彰台に!努力は決して裏切らないと知った私はその後も日々練習に励み、学内外のコンテストで多くの賞を獲得しました。昨年の『STAR AWARD』で「2年目とは思えない落ち着きぶり」と審査員に褒めていただけたのは、まさに当時の経験があってこそ…ですね。
■業界ココだけ話!
クリエイティブにこだわる『LECO』では、海外のヘアショーに参加する機会も数多くあります。先日、訪れた台湾では司会者だけでなく技術者にまでヘアメイクが入るなど、美容師のアーティスト扱いにビックリ!海外の美意識の高さを感じたと同時に、そこで得た視野や感性を新たな成長につなげたいと思いました。今後の私がめざすものは、まず目の前にあるスタイリストデビュー。そして昨年の受賞にとらわれず、謙虚な姿勢でコンテストの出場と結果にこだわり、自分の作品を広く発信したいと思っています。私の挑戦する姿勢を見て、刺激を受けてくれる同期や後輩もたくさんいるので、少しでもカッコいい姿を見せられたら嬉しいな(笑)。