学校推薦型選抜の概要
ズバリ、高校生活の総合評価です!
学校推薦型選抜は高校時代の活動実績(勉強、スポーツ、課外活動など)を評価します。「一定値以上の評価平均値+学校長の推薦」が出願条件の主流です。試験内容は書類審査、面接、小論文、学力検査などがあります。
学校型推薦選抜の種類
- <指定校制推薦>
- 大学が指定した特定の高等学校の生徒のみが受験可能
- <公募制推薦>
- 原則として全国どこの高校からでも大学が規定している出願条件を満たしていれば受験できます。合格基準は高校生活の総合評価といえますが、最近は一般選抜並みの学力を問う大学や、英検やTOEFL®など英語外部検定試験の取得級やスコアを出願の条件とする大学など、学力面に重点を置く大学も増えています。
POINT学校推薦型選抜のポイント~受験生に求められること~
- ① 高校の学習成績の状況(評定平均値)や学力成績概評を意識するなど、日頃からの努力が肝心。
- 高校生活における出欠日数、生活態度はもちろん、学校行事や課外活動なども考慮されるポイントなので、積極的に参加することが望ましいです。
調査書について
調査書の記載事項で最も重視されるのは「学習成績の状況」と「学習成績概評」です。それらを出願基準にしている大学が多く、受験生はその点を把握しなければなりません。また、一部の私立大学では公募制での併願を認めていますが、多くは「専願」を条件としています。そのため、受験生はしっかりと大学の調査をしたうえで、志望校を早く決定することが重要です。調査書の様式変更に伴い、記載される情報量が増えることも知っておきましょう。
POINT調査書には何が書かれているの?
- 各教科の学習記録
高校在学中の学習教科・科目の成績と修得した単位数が記入されます。 - 各教科の学習成績の状況
これまでの「評定平均値」。教科ごとに学習した科目の成績を加えて合計数を出し、それを科目数で割った数値が記入されます。 - 学習成績概評
全体の学習成績の状況をA・B・C・D・Eの五段階に区分し記入されます。 - 全体の学習成績の状況
これまでの「評定平均値」。高校在学中の全ての教科・科目の評定を足して合計数を出し、それを加算したすべての科目数で割った数値が記入されます。 - 出欠の記録
高校在学中の授業日数や出欠日数などが記入されます。 - 特別活動の記録
生徒会・クラブ活動・ホームルーム活動・学校行事など、学習以外の活動歴が記入されます。