1. 面接で大切な5つの評価ポイント
2. 面接の評価方法
面接の評価方法は、点数化する場合もありますが、多くの場合はA~Cの3段階評価や、A~Eの5段階評価の方法がとられます。
面接が終了して、その場で面接者同士が話し合って決めるのではなく、それぞれが自分の判断で評価し、あとで付け合わせをするのが一般的なやりかたです。
面接で判断されるのは人物ですが、人物評価はかならずしも「してきたこと」や「考え方」だけで判断されるものではありません。言葉遣いや態度、身だしなみなどからも総合的に判断されます。
また、すべての受け答えについて、面接者が厳しくチェックしているのは、答えの内容が筋道立っているかどうかです。
つまり、受験者が質問の主旨を正確に理解し、答えを相手に分かりやすく伝える能力が問われているのです。
ただし面接当日は緊張のため、志望動機や質問をはじめ、その詳細について答えられないこともあるでしょう。面接対策では話の主旨を外さないよう、使う言葉と順番を覚えて話す練習が効果的です。どのような言葉を使うのかを事前に決めておくと、要点を外すことなく何を伝えるべきか考えやすくなります。
加えて、順番を決めることによって話の道筋からそれにくくなり、聞き手にわかりやすく伝わるようになります。練習中は毎回違う表現になると思いますが、話の主旨と流れが整っていれば伝えたい意図を話せるはずです。
3. 良い印象を与える話し方
面接の評価基準や評価項目は受験者に伝えられません。熱意や意欲も大切ですが、面接対策では話し方も意識してください。話し方の印象が良くなると、面接の評価に繋がる可能性もあります。
そのためにも、内容が伝わるよう結論から話す、落ち着いてゆっくりはっきりと話すことを心がけましょう。
質疑応答の際、面接対策など事前に準備をしていた内容については答えやすい一方で、想定外の質問をされた時は答えに詰まるかもしれません。その場合は少し時間を取り、自分の考えをまとめ、結論から伝えるようにしてください。最後まで自分の言葉で一生懸命話しましょう。
口頭での表現はわかりやすくすることが重要です。そのためにはまず結論を話すことが最適な方法なのです。具体的な内容を伝え、その理由や体験談といった二段構成で話すと内容の矛盾も生まれにくくその後の展開も広げやすくなります。
また、口調や表情も意識しましょう。人は緊張すると声が小さく早口になりがちですが、そういった話し方では良い印象を持たれません。練習の時からゆっくりはっきりと、相手を見ながら話すことを意識して話し方のくせを直します。
「何を話すか」はもちろん大切ですが、「どう話すか」も考えて面接対策に挑んでください。