学部・学科・コース
看護学部
学べること
本学では、医療施設から在宅までシームレスな看護を提供できるように、看護実践能⼒や課題解決能⼒を⾼めるだけでなく、建学の精神である「芸術と科学の協調」を特徴としたカリキュラムを構築しています。特に、芸術系の科⽬では、アート「芸術」にかかわる体験的な学習を取り⼊れて、看護師に不可⽋な「豊かな⼈間性」を養い、⼼を動かす体験積み重ね、五感を研ぎ澄ませて、看護の対象者に対する些細な変化を察知できるような能⼒「豊かな感性」を育み⾝につけていきます。また、チーム医療を⾒据えて、グループワークから答えを導き出す教育にも⼒を注いでいます。
さらに、災害時に看護師に求められる看護を学ぶため、4年次に災害看護の授業を設置。災害急性期だけではなく、⻑期的に被災者を⽀えることも災害看護には求められます。災害とは何かを知ることから始まり、災害時に必要な看護の知識を広く学びます。学⽣⼀⼈ひとりが⾃⾝の潜在的な能⼒に気づき、主体的に学び、近い将来看護専⾨職として活躍されることを願っています。
学科・コース
看護学科
■心とからだのトータルケアをめざす
いま、“アート”が医療現場で必要とされています。医療現場では、適切な医療の提供はもちろん、患者さまのQOL(クオリティ・オブ・ライフ=⽣活の質)を向上させることが重要な課題となっています。アートによって患者さんが前向きに治療と向き合えるだけでなく、治療効果が⾼まることも期待されています。宝塚⼤学 看護学部では、心とからだのトータルケアをめざし、看護師に必要な知識と技術を学ぶ科目に加えて、1年次から系統的にアート系科目を配置して、看護とアートの学びをより強調したカリキュラムになっており、医療現場で実践されているさまざまな芸術療法や、ホスピタルアートの技と知識を⾝につけます。
助産学専攻科(1年課程)
本学には、1年間集中して助産学を学び、助産師国家試験受験資格が取得できる助産学専攻科があります。
⼤学卒業後に進学が可能で、助産師としての基礎的能⼒の習得に加え、死産など悲しみの局⾯を迎えた家族への援助を考える「アートとグリーフケア」などの科⽬も配置し、幅広い能⼒と豊かな⼈間性・倫理観を併せ持つ助産師の育成に取り組んでいます。また本学は一般社団法人日本アタッチメント育児協会の認定校になっており、⺟⼦の触れ合いを促す「アタッチメント・ベビーマッサージ」「アタッチメント・ヨガ」の受講ができインストラクターの資格を取得できます。さらに独自の取り組みとして調理実習を実施。妊娠期に必要な栄養素を効果的に摂取できるメニューを考えて食材選び、調理、試食、振り返りをして実習時の保健指導に役立てます。