学部・学科・コース
芸術学部 造形学科
学べること
アートの基礎力を養うため、1年次に多様な素材や技法を体験する基礎教育を導入。基本技術の習得とともに自分の新たな可能性への気づきを促します。2年次以降は教員と学生がマンツーマンで向き合う個別指導により、専門領域の学びを深めていきます。在学中はアトリエとなる個別スペースが与えられ、制作に没頭できる環境を整えています。
学科・コース
日本画・古画領域
千年受け継がれた技術を学び、「日本画道」を極める。
日本画を学ぶ人には、日本の美意識への深い理解と、己を見つめる姿勢が問われ続けます。
その姿勢と精神性こそが、日本の美術を牽引し、世界で評価されてきました。
平安時代に王朝文化で栄えた京都・嵯峨野は、豊かな自然と文化遺産に恵まれ、日本画を学ぶ環境が整っています。
日本画・古画領域では、1000年以上前から受け継がれてきた画材・技法・画法を学びながら、美の真理と本質を探究する「日本画道」を極めます。そして、その過程で多角的な表現力や人間力を身につけます。
油画・版画領域
油画、水彩画、版画、写真などさまざまな表現に挑戦する。
油画や水彩画による描写、版画や写真によるプリントなどのさまざまな表現方法を学びます。
従来の絵画・版画の範囲を超えてインスタレーションなどの現代アートの手法にも挑戦しつつ、表現の可能性を知り、自分の世界を深めていきます。
アートを深く掘り下げると同時に、それをデザインワークなどに展開する方法や社会とアートの関係についても学びます。
複合領域
立体から空間まで幅広いアートに挑む。
立体系の表現から空間表現、陶芸などが学べる領域です。
立体造形工房では、さまざまな素材を使った彫刻作品、空間全体を使った作品などを制作します。
映像、サウンドなどを媒体としたデジタル表現も含めた、幅広い表現の可能性が広がります。
陶芸工房では、伝統的技法から現代の実験的な手法まで、さまざまな表現技法を駆使し、器などの工芸作品から大型の陶立体まで、「手」と「五感」をフルに活用して制作します。
長い歴史と豊かな自然をもつ京都の地で、創作活動に取り組み、感性と表現力を育みましょう。
芸術学部 デザイン学科
学べること
デザイン学科では、デザイン系ソフトの基本技術を習得するとともに、デザインを行う際に必要な情報のまとめ方・見せ方について研究を深めます。授業では、地域や企業、団体との連携プロジェクトを通し、ポスター・グッズ・パッケージなどのデザイン制作の依頼を受けたり、広告賞などのコンペに出品したりと、社会とつながる実践的なデザインを学びます。
学科・コース
グラフィックデザイン領域
デザインの力で人と人をつなげよう。
デザインの力で、「人と人」、「人とモノ」をつなぐことをめざす領域です。
人が正しく情報を共有すれば、社会はもっと良くなっていくはず。広告、ポスター、ブックデザインなど社会ニーズに対応したメッセージ性の高いグラフィックデザインや、ブランド価値を生み出すための企画にもとづいた総合的な商品デザイン、さらに公共施設のロゴやサイン計画などのパブリックデザインまで、幅広いデザインに挑戦しながら「コミュニケーションデザイン」の本質を学びます。
イラストレーション領域
言葉にできない思いをイラストレーションで伝えよう。
心の中にある言葉にできない世界を、イラストレーションで表現します。
複雑なことを明快に、難解なことを解りやすく、堅苦しいことを愉快に、面白いことはもっと面白く。制作を通して、思いを他へ伝える方法を学びます。
商品パッケージ、ポスター、絵本、ディスプレイデザインなど、あらゆる場面で活用できるイラストレーションを追究します。
キャラクターデザイン領域
キャラクターを軸にマンガ、アニメ、ゲームグラフィックを学ぶ。
アニメ、ゲーム、マンガ、フィギュア、グッズ、広告など多様なメディアの指向に応じたキャラクターの制作技術を学びます。
基本となるアナログとデジタルの作画力を身につけたうえで、キャラクターイラスト、アニメーション・映像、ゲームグラフィック、マンガという表現手段に方向性を分けて学びを深めていきます。
観光デザイン領域
映像とグラフィックデザインを学び、「観光」という課題に取り組む。
「グラフィック」と「映像」という現代社会が求める複合的なデザインスキルを習得し、「観光」を文化・芸術の視点から捉え、新たな提案をする力を養います。世界有数の観光都市である京都でのフィールドワークをベースに、課題発見から企画、デザイン、実践に至るまでをトータルに学び、研究します。現代社会が求める多面的な力を身につけましょう。
生活プロダクト領域
「あったらいいな!」をカタチにする。
文具や雑貨、家具などを題材に、生活を彩る「あったらいいな」のアイデアを、カタチにする方法を考えます。
木材、樹脂などの素材の特性や加工方法、CADや3Dプリンターによる制作技法を学習するほか、カタチにしたものを魅力的に演出するパッケージデザインやディスプレイなどについても学びます。
人とモノ、人と人の関係を築く力を身につけましょう。
染織・テキスタイル領域
京都で探す「伝統と革新」
布は、生活に密着した必要不可欠な素材であり、多くの可能性を持っています。
染織・テキスタイル領域では、ろうけつ染めなどの伝統技法からデジタルプリント、コンピュータ制御による織りからe-textileなどの現代技法までを幅広く学び、平面描写から縫製などのさまざまな関連技術を組み合わせて制作を行います。
着物、ファッション、アート、インテリアと密接につながる「染織・テキスタイル」の可能性を京都で探求し、世界へ発信しましょう。