学部・学科・コース
医療福祉学部
学べること
医療福祉の視点(医学モデルと社会モデルを統合した視点)を基本に位置づけ、患者や援助を必要とする人たちを様々な方法で支援するための理論と実践力を備えた専門職業人を養成する学部です。
学科・コース
医療福祉学科
医療に強く、実践力のあるソーシャルワーカーを養成する
社会福祉士、希望者は精神保健福祉士の国家資格を取得し、人々のより良い生活を支援する「実践力のあるソーシャルワーカー」を目指します。近年の多様化する疾病や障がいのある人々の特性を理解し、これからの社会に求められる「医療に強い」専門家を養成します。また、ソーシャルワーカーとしての知識を備えた教員という進路選択も可能です。多くの卒業生が様々な分野で活躍しており、そのつながりは川崎学園ネットワークをより強固なものにし、豊富な実習機会の提供や就職実績などにもつながっています。
臨床心理学科
心理職初の国家資格「公認心理師」※にも対応。現場で生きる知識と技術を身に付ける
大学院と連携し、180名を超える臨床心理士を輩出してきた伝統の上に、国家資格「公認心理師」を養成教育しています。基礎と応用をバランス良く学び、データ収集・分析技法に関する演習と、川崎医科大学附属病院を始めとする医療機関・福祉施設での実習の両方を体験します。豊富な経験をもつ臨床心理士(公認心理師資格も所有)、精神科医、精神保健福祉士を含む20名超のスタッフによるきめ細かな指導のもと、子どもの発達と心の健康、労働者のストレス、障がい者の心理とケア、認知症など、現代社会が抱える多くの問題に対処できる専門知識と技能を修得するとともに、人間の多様性に対応できる心温かい豊かな人間性を育みます。
※所定のカリキュラムを有する大学院(修士課程)修了後、あるいは所定のカリキュラムを有する学部卒業後、指定施設での実務経験後に受験資格取得可。
医療保育学科
あらゆる⼦どもと保護者に寄り添い、多様化する⼦育て環境に応える保育者を養成します!
医療保育学科は、学科理念に沿い、『通常の保育に加え、病児・病後児、発達障がい児を含む「あらゆる⼦ども」と「保護者」を⽀援するため、妊娠中の⺟親をはじめ、主に⼩学校就学の始期までの⼦どもに必要な、相談援助・保育・幼児教育等を⼀体として、切れ⽬なく提供することのできる⼈材』を養成することを⽬的にしています。本学科では、「あそび」をキーワードに、「あそび」を通して、あらゆる⼦どもの成⻑と発達を⽀援し、その保護者にも寄り添える保育者を育んでいきます。
本学科の卒業⽣の多くは、保育⼠・幼稚園教諭として公⽴・私⽴を問わず、保育所・幼稚園・認定こども園、そして、児童発達⽀援センター、児童養護施設等といった福祉関連施設、その他、国⽴病院機構・精神科病院等の医療機関へも就職しています。そして、本学科での学びをベースにそれぞれが地域社会で活躍しています。
保健看護学部
学科・コース
保健看護学科
これからの多様な医療ニーズに応える看護師や保健師を育成する
保健看護学科は、病院をはじめとする医療機関での治療・ケアにとどまらず、地域医療や在宅医療など多様化する医療ニーズに応える看護職者を育成します。保健・看護・医療・福祉の視点を身に付け、他職種と連携したチームケアについての理解を深めるほか、地域に暮らす人々の健康問題や、医療安全・危機管理、災害などにも対応できる知識と技術を修得します。隣接する川崎医科大学附属病院は、実践力を養うための充実した実習施設であるとともに、多くの本学科の卒業生が活躍しており、将来を具体的にイメージできる場所として学生のキャリア形成にも役立っています。
リハビリテーション学部
学科・コース
理学療法学科
多様な分野で社会に貢献できる理学療法士を養成する
医療・保健・福祉など様々な分野で社会に貢献できる理学療法士の養成を目指します。理学療法士は、身体に障がいのある人に対し、座る、立つ、歩くなどの基本動作能力の回復や維持、障がいの悪化予防のため、運動療法、日常生活動作訓練、物理療法を行う専門職です。近年では、心疾患や呼吸器疾患、さらに、糖尿病などの内科的治療を要する疾患の管理やスポーツ医学の分野でも多くのニーズがあります。リハビリテーションを推進するチームの一員として活躍しています。
作業療法学科
対象者のその人らしい生活を支援できる作業療法士を養成する
作業療法はこころとからだのリハビリテーションです。発達期から高齢期まで人生のあらゆるステージの方々を対象とし、これらの方々に対する生活動作への指導・支援・援助を行います。生活動作とは皆さんが何気なく行っている日々の活動(食べたり、入浴したり、仕事をしたり、遊んだり、買い物をしたり)であり、作業療法では対象者個々人に必要なすべての生活動作を「作業」と呼んでいます。
本学科では、附属病院と連携し、1年次から臨床現場を経験できるカリキュラムを編成しています。また、全国屈指の教員数を誇り、少人数グループや個別指導などの手厚いサポート体制で高い国家試験合格率と就職率を維持しています。卒業生は、全国各地の医療福祉施設への就職、国内外の大学院への進学など、幅広い分野・領域で活躍しています。
言語聴覚療法学科
理論と技術を備えた言語聴覚士を養成する
前身の感覚矯正学科言語聴覚専攻は、全国で初めて4年制大学の言語聴覚士養成機関として開設されました。赤ちゃんからお年寄りまでを対象に、言語発達やコミュニケーション、食べることの障がいに対して支援を行う言語聴覚士を養成します。言語聴覚障がいの検査や症状の分析を正しく行うための知識と技能を身に付けるとともに、患者さんと信頼関係を築き、関連他職種と協力してチーム医療を担うことができる豊かな人間性を育みます。臨床能力の育成では、川崎医科大学附属病院をはじめとする医療機関での充実した実習が多様な学びの機会を提供します。
視能療法学科
小児から高齢者までの「視る」生活を支える視能訓練士を養成
視能障がいの症状や病態を科学的に分析し、生活の質の向上を支援できる視能訓練士を養成します。斜視や弱視の訓練指導、低視覚者へのリハビリ指導、視能障がいの検査、健診業務を適切に行う知識と技術を修得するよう、必要な専門科目と臨床実習を実施しています。また、関連する多職種と連携することができる協調性やコミュニケーション能力を育てます。
医療技術学部
学べること
医療、保健や福祉の分野で、治療や指導を担当する専門的知識と技術を身に付け、より豊かな福祉社会の創造的担い手となる専門職業人を養成する学部です。
学科・コース
臨床検査学科
臨床検査の実践的学修を行い、即戦力となる臨床検査技師を目指す
血液、生化学、微生物等の検体検査や、心電図、超音波、脳波などの生理機能検査、その他遺伝子検査、検査管理、細胞診検査などの専門科目を学修します。また、川崎学園内の多くの施設で働く、専門分野のエキスパートによる充実した講義と実習指導を受け、チーム医療に必要な資質を高めます。1・2年次には経験豊かな専門分野の指導者による、ICTやeラーニングを活用したわかりやすい授業で知識・技術を身に付けます。3年次からは川崎医科大学附属病院を中心に実施する少人数グループ形式の実践的な臨床実習により、「信頼され、即戦力となる臨床検査技師」を目指します。
診療放射線技術学科
確かな知識・技術と豊かな心を備えた診療放射線技師を養成する
放射線技術を学ぶために必要な理工学系科目の十分な基礎学力及び専門的知識・技術を学内の講義や実験を通じて身に付けます。また、継続的に長期の臨床実習の中で医学分野、放射線科学分野、放射線技術学分野(診断、核医学、治療、管理、画像解析等)に関連した高度な専門知識と医療人としての素養を修得します。
川崎医科大学や同附属病院のスペシャリストを含む多くの専門教員による、医学的基礎や理工学的基礎など基礎学力の充実を図るカリキュラムを編成。4年次には卒業研究と成果の発表を行い、放射線技術学の演習科目や国家試験形式の実力試験等を配置。これらの課程を通して、自信を持って国家試験に臨めるよう実力を高めます。
臨床工学科
医療機器のスペシャリストを目指す学科
本学科では、病気や怪我の治療に使われる医療機器のスペシャリストである臨床工学技士の国家資格の取得を目指しています。高校の出身コースも様々ですので、基礎からしっかり学べるようにしています。専門科目は、医学分野、工学分野ならびに臨床工学分野から構成されていて、各分野の専任教員に加えて、同じ学園内の川崎医科大学附属病院や総合医療センターなどの医師や臨床工学技士等、臨床経験豊富な講師陣も含めて実践的な指導を行っています。実習機器や設備も大変充実しており、1年次から座学と並行して、実験・実習科目を多く設けて、しっかりと基礎を学びます。2年次からは、最新の医療機器を使った実習科目もあり、操作方法や保守点検技術を習得していきます。3年次後半からの臨床実習では、近隣の医療機関の協力のもと、約11週間もの長期間にわたって学ぶことで、臨床現場での実践力を高められます。
臨床栄養学科
医療や福祉分野で活躍できる管理栄養士を養成する
管理栄養士は栄養ケアの専門職として、医療施設や福祉施設などで活躍しており、栄養面から治療や低栄養の予防など対象者一人ひとりの栄養状態に合わせてサポートを行っています。
臨床栄養学科では、対象者一人ひとりに合わせた適切な栄養ケアを実践できる管理栄養士の育成を目指しています。そのため、3年次の臨地実習では病院を中心に、福祉施設、保育園、保健所など様々な施設での実習の機会を設けています。病院実習ではそれぞれの疾患コースで患者さんを担当し管理栄養士の業務の実際を実践的に学ぶことができます。就職は、医療施設が最も多く、次いで福祉施設となっています。また、管理栄養士国家試験は、毎年高い合格率を保っています。
健康体育学科
健康づくりの推進役となる学校教諭や運動指導士、ならびに目の前の命を救う救急救命士を養成する
科学的な根拠に基づいて「健康づくり」を指導できる保健体育科教諭、養護教諭、特別支援学校教諭、健康運動指導士を養成します。また、命の最前線で病院前救護にあたる救急救命士を目指すことができます。体育学・医学・健康学の3つの領域から豊富な専門科目を学び、現場実習を通して確かな知識と技術を身に付けます。異なる進路を目指す学生同士も実習や運動実技系科目を通して繋がり、ともに学び合っています。約30名の異なる専門性を持つ学科教員と学生との関係も密で、学生教員間のコミュニケーションを通して、目指す進路の専門的な知識を深めるとともに、幅広い気づきを得て、視野を広げることができます。
医療福祉マネジメント学部
学べること
質の高い医療福祉サービスを提供するために、生活の支援や治療・指導等の直接処遇を行う専門職の人たちを側面からサポートすると同時に、組織全体の機能を活性化することができるマネジメントの専門家を養成する学部です。
学科・コース
医療福祉経営学科
医療福祉を支えるマネジメントの専門家を育成する
医療経営の環境は厳しさを増しています。医療経営への人工知能(AI)の進出や、医療スタッフの働き方改革、医療情報を根拠としたマネジメントなど、医療経営についての知識は幅広いものが必要です。にもかかわらず、医療経営に関する知識と実践を得られる大学機関は、極めて少ないのが現実です。医療福祉経営学科では、病院の経営企画や経営戦略を担える人材を目指しています。特に、情報解析力、医学知識、医業経営コンサルタント能力の3つに強い人材を育成していることが特徴となっています。
医療データサイエンス学科
医療情報の専門家として、幅広い活躍を目指す
情報科学の知識・技術を活かし、より良い医療のための情報化推進に貢献する医療情報の専門家を育成します。目指す専門家の1つは、病院特有の情報システムの運用を担当し、情報技術を用いて医療スタッフを支援する「医療情報技術の専門家」。もう1つは、電子カルテをはじめとする医療情報化に伴い、診療支援や病院の管理・経営支援の情報を提供する「診療情報管理の専門家」。本学科は診療情報管理士の受験資格の認定を全国で初めて取得し、多くの卒業生が資格を生かして活躍しています。
医療秘書学科
日本で最高レベルの医療秘書や医療系事務職を育成する
日本初、唯一の4年制医療秘書学科です。医師の診療・研究・教育・経営活動を支えるとともに、医療チームがよりよい医療を提供できるようにサポートする医療秘書や医療系事務職を育成します。業務に要求される医学・医療知識、診療情報マネジメント、段取りや組織的行動に必要な経営学概論、対人コミュニケーション論、プロジェクトマネジメントなどの医療秘書学・実務科目などを学び、川崎医科大学・同附属病院などでの実習で実践力を高めます。診療情報管理士、医療事務管理士、秘書検定等の資格を取得した卒業生が全国の病院で活躍しています。
医療福祉デザイン学科
医療福祉の現場をサポートするデザインリーダーを育成する
快適性を追求する現代社会では、病院や福祉施設も例外ではありません。デザインの力を応用して、利用者の視点に立った環境の整備やスタッフとの円滑なコミュニケーションの形を主体的に提案し、実践できる人材を育成します。高いデザインスキルと医療福祉の知識を兼ね備えたデザイナーやイラストレーターの育成を柱に、医療福祉の現場と社会を結ぶ想像力を育みます。