STEP.6 情報を集め知識を蓄えよう
1.小論文における知識の大切さ
最後に、小論文の材料となる知識をどう蓄えていくべきかに触れておきます。ここまで見てきたように、主張の組み立てや論点の設定、根拠を提示する場面においても、正確な知識は不可欠です。当然、知識量が多いほど、答える内容の質は高まることになります。
ここでは、知識の源になる情報収集についておさえましょう。
2. 集めるべき情報とその集め方
小論文で問われるテーマには、多くの人に関わる社会的な事象や、志望分野に関するテーマが多く出題されます。これらの知識を蓄積していくには、以下の方法が有効です。一度きりの調査でなく、継続的な蓄積が大きな差となります。
社会的テーマ
世界的・全国的な出来事
繰り返し報道される時事問題
志望分野に関するテーマ
研究・選考する分野で扱われる用語や問題など
- <新聞>文章・図解ともに詳細且つ簡潔な情報源になる
- <報道・ニュース>社会的に注目されているテーマが集中する
- <インターネット・SNS>手軽だが情報の正確さのばらつきに注意
- <書籍>興味のある内容を扱う文章は繰り返し読むと効果的
- <進路情報誌>学びたい志望分野やその研究の概要も分かる
- <図書館レファレンス>知りたい分野の書籍を紹介してもらえる
3. 分野ごとのニュースをチェックしておこう
マスメディアなどで大きく取り上げられたニュースに関する問題は多く出題されます。そこで、情報の調べ方や表の「例」を参照しながら、分野ごとに関連する時事用語を調べて自由に記入しましょう。
分野 | 例 | 関連するテーマ・用語 |
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社会全般 | 少子高齢化、アフターコロナ | |
国際 | ガザ地区軍事衝突、SDGsと期限 | |
経済・政治 | 増減税の議論、物価の高騰 | |
環境・科学 | 異常気象の日常化、生成AIの普及 | |
教育 | 教師不足と教育DX | |
医療・福祉 | 超高齢社会の医療、紛争と医療支援 |
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